2024年8月21日水曜日

ZTEのnubia Ivyは、Libero 5G Ⅳの対応バンド拡大版?

  Libero 5G Ⅱ (Y!mobile)からDimensity 700 を3世代にわたり採用し続けるLibero 5Gシリーズ。SIMフリー版のnubia Ivyが2024年3月に発売されました。Libero 5G Ⅳとの異なる仕様は、RAM 4GB→RAM 6GBに増え、対応バンドも増えた。もともとLibero 5G Ⅳ は、SB回線専用仕様でした。5Gに関しては、ドコモ回線の場合、n28のみの対応ですので、通信エリアによっては、4G止まりで、他の回線でも5Gに完全対応ではないので、5Gに関しては弱めな印象です。注目されているのは、その価格で、SB回線縛りのLibero 5G Ⅳとの価格差が市場の判断によるところですが大きいのではないかというところです。

 SoCに採用されているDimenstiy 700 は、2020年のモデルでもあり、現時点でSoCの性能目当てで求めるユーザーは、ほぼいませんから、スマホの価格を含めた他の特長や機能で検討する構成といえます。

 実は、Snapdragon 690 5Gを採用したLibero 5GをWi-Fi運用で使っていましたが、ボタンが押しにくいなど、雑な仕上がりでした。指紋センサーは、背面にありディープスリープしていのか?指をあてても復帰するのは半々で、しかも電源ボタンが押しにくく、いつ壊れてもおかしくない造りに思えました。筐体も軽くあてただけで、すぐに凹みます。オリジナルのMyOSも調整不足なのかバグが多い印象で、文字入力でさえ、変なバグがあるぐらいです。あるゲームタイトルに使っていましたが、RAM 4GB、ROM 64GBという最小限スペックと、そろそろSnapdragon 690 5Gでも常時メモリ不足状態ですから、フリーズが頻発するようになって、限界かなと思っています。

 Libero 5 Ⅱから採用されているDimensity 700は、2020年モデルですから価格対性能比からの評価になりますので、RAM 8GBではなく、6GBにしたnubia Ivyは、その価格もあいまって購買意欲を刺激するものに乏しいといえますか。これも市場で決まることなので個人の見解は、あまり参考にはなりませんが。今後もしばらくDimensity 700を採用した機種が発売されるかとは思いますが、いまの価格設定ですと性能的には見劣りするところが否めないところです。

 ちなみにZTEは、中国の通信関連の企業で、格安SIMが世に広まる以前からSIMフリースマホを国内で販売していました。