2024年8月21日水曜日

Redmi 12 5Gは、Redmi Note 10JEからどう変わったのか?

  Redmi Note 10JE(au版)は、au回線のMVNOのSIMカードを入れています。この機種のSoCは、Snapdragon 480だったので実用域の使い勝手なのか関心がありましたが、それ以前の2022年7月に発生したKDDI大規模通信障害で、メインで運用する予定が頓挫してしまうハプニングあって、ローエンドクラスですが、Xiaomiのスマホを使ったこともなかったし、試してみました。その後のKDDIの対応は追っていないので詳しくはありませんが、障害原因の記事などでは、かなりな印象でした。

 Xiaomiは中国のメーカーで、ハイコスパのミドルクラス以上の機種に人気があるようで、Redmi Note 10JEはキャリア採用されたエントリークラスの機種という真逆な方向性にもみえました。このスマホの背面のカメラレンズ周辺のデザインが玩具っぽくて安っぽいところが気に入りったのも導入理由の1つです。先の件もありau回線のSIMカードを運用できればいいだけだったのも大きかったです。

 2023年10月に発売されたRedmi 12 5Gは、au,UQ版になります。それ以前の2023年3月に発売されたRedmi 12C(Helio G85 RAM 3GB)とは、まったく仕様が異なりますので注意が必要です。Redmi 12Cが発売になり、いまではRAM 4GBが標準的なものとなってますので、5G非対応の性能も低いHelio G85(2020年)で、しかもRAM 3GBということでスマホの露天商が並べている様な感じの路線なのかなと頭をかしげました。レビューでも広告がスマホ画面に表示されるなどあって、妙に納得したところがあります。Xiaomiファンは、ハイコスパを評価しているので、エントリークラスは眼中にありませんから、大して話題にもならなかったと思います。

 さて、Redmi 12 5Gは、Snapdragon 4 Gen 2を搭載した6.8インチ(フルHD+)で、FeliCaも使えるということですが、デザインが一新され洗練されました?既視感はありますけど。防水防塵は、IP53。肝心のSoC Snapdragon 4 Gen 2ですが、GPU性能が意外にも前モデルとの比較でも削られていて、キッズ勢はガッカリしたというか拍子抜けしたのではと思いますが、Qualcomm社は要望にあわせて開発した仕様にしていると思いますので、ミドル機との差別化を目的としたものではないかと勝手に思ってます。省電力化と発熱対策も兼ねていそうです。軽めのゲームなら、たまにカクつくけど、プレイはできるぐらいですかね。それよりもデザインが一新され、背面に「Redmi」のプリントがなければ、どこのメーカーなのかわからなくなったという印象は拭えませんよね。パッとみ区別がつかなくなってすよね。

 Redmi Note 10JEを使わなくなった筆者からは、SoCがSnapdragon 4 Gen 2になった、暗めの液晶TFTが6.8インチにひと回り大きくなったという印象で、新SoCとディスプレイが大きくなったのをどう評価するかで、この機種の評価が決まりそうです。Redmi Note 10JEの様々な欠点を解決しているのか?というところは気にはなります。いずれにしてもスペックでのコスパは優れていますので、スピーカーの音質やマイク性能がイマイチなところとか、スペック意外の面で改善点が見込めれば、機種選びの選択肢に入ってくるものかと思います。

 Redmi Note 10JEは、Xiaomiがはじめてキャリア採用された機種?として広告も際立っていましたが、コストをおさえ制約の大きいエントリークラスということもあり目を引くほどのものはなく筆者もすぐに使わなくなったぐらいの仕上がりだったと思います。Redmi 12 5Gはデザインも一新され、洗練されたといえば聞こえはいいですが、没個性化したデザインになったともいえます。スペックとしては、価格対性能比から申し分ないかとは思いますが、スマホとしての製品アピールも難しくなってきていて、一般的には埋もれがちな物足りなさが見た目にもあらわれてき印象ですね。