RYZEN7シリーズで唯一リテールクーラー(Wraith SPIRE)が付属する1700(1800Xと1700Xには付属しません)ですが、OCすることで上位モデルと同等のパフォーマンスが得られるということで、コストパフォーマンスに優れていると話題になっているようです。OCとなると設定について中級者以上でないと運用が難しそうですが、もともとRYZENシリーズは倍率ロックフリーのCPUなので、AMDサイトで配布しているAMD Ryzen MASTERユーティリティーなどを利用すれば、比較的簡単にできるのではないかと思っています。AMDサイトのこちらで、DLができるようです。
URL:https://www.amd.com/ja/technologies/ryzen-master
設定では、電源のパフォーマンスを優先させないとOCがうまくいかないなどの情報があるようです。しかし、OCは定格での運用ではないという認識はしておくべきかもしれません。
このZENアーキテクチャーは、1から開発された出来たてのものなので、最適化はこれからといったところもありますし、製品供給が落ち着くまで筆者は様子見した方が良いかもしれないと考えています。一応、気にはしていますのでネット通販サイトで、AM4マザーボードの在庫チェックなどをしていたら、ツクモにB350チップセットのASRock製のマザーボードの在庫を確認することができました。

このB350チップセット搭載のAM4マザーボードだけ在庫があり、他のX370/B350搭載マザーボードは完売になっていました。しかし、ネット通販でも品薄状態になるほど人気があるのか、もともと在庫がそれほどでもなかったのか、どちらにしてもAMDにとって在庫がないという事態は大きな痛手であることは間違いないと思います。
RYZENシリーズは、今後RYZEN5、続いてRYZEN3と発売を予定しています。また、iGPU(内蔵GPU)のZENアーキテクチャーのAPUも発売されるという観測もありますので、もうしばらくは様子見をしていきたいと思っています。