2014年7月6日日曜日

au LTE対応スマホ再販品(中古品)の危険度

 2013年のスマホ関連の記事で、au ネットワーク利用制限携帯電話機照会のページで得られる情報が曖昧で、中古ショップでは、au LTE対応スマートフォンの買取に異変が起きているというものを読んだことがある。記事を読むと歯切れの悪い内容で、どうも真相を考えると au がネットワーク利用制限を実施して、中古のスマホを購入して使えなくなってしまったというケースがかなりでてきたのはないかと勘ぐったりもする。それで、中古ショップがau LTE対応スマホの買取を中止したり、買取価格を下げたりの措置をとらざるおえなくなったとみるのが自然ではある。おそらく、au は、ネットワーク利用制限携帯電話機照会ページで情報提供を開始するとともにLTE対応スマホのネットワーク利用制限を行ったというのが筆者の見立てだ。
 au ネットワーク利用制限の照会も現時点でのものに過ぎないので、中古購入を考えている場合、それなりの覚悟が必要になってくるというのが現状のようだ。中古ショップではネットワーク利用制限について保証しているところもある様なのだが、消費者目線からみれば保証を本当にしてくれるのか、もしくはそれが可能な中古販売店なのかを見極める必要があって、これが重要なチェックポイントになる。もし利用制限を受けてしまったら時間とお金を浪費することぐらいは頭の隅にでもおておかなくてはならない。
 筆者の手もとにあるau MOTOROLA PHOTON ISW11M は、ネットワーク利用制限携帯電話機照会で状態が『-』なのだが、これは事前に了解済みで買っている。はじめからWi-Fi運用のみでの用途だ。auに持ち込んで契約するというようなことは、まったく想定していない。それにISW11Mは海外サイトでコードを購入すればSIMロック解除ができるなど、遊ぶために買ったもの。
 最後にau 回線のMVNO通信サービスmineoがサービスを開始したことに触れておく必要がある。mineoではLTE対応スマホ DIGNO M KYL22の1機種を提供している。MVNOを利用するにも au 端末が必要なわけで、安心して使える端末は正規販売店のものだけだと、新たにau スマホを購入する必要がない方々がmineoを利用することで、au 回線利用者の流出を防ぐことができる。提供しているLTE対応スマホが型落ちのKYL22 1機種のみってどうなんだろうか。テザリングもできるフル機能全開状態なのに、これはさびしい限りだ。