2014年7月7日月曜日

MVNO通信サービス(格安SIM)に適合した端末ってないの?

 Android 端末のテザリング機能に関心があって通信キャリアの契約ではなく、MVNO通信カード(格安SIM)からはじめたので、MVNOならではの問題に直面することが多い。Android 端末といってもプリインストールアプリとか通信システムとか通信キャリアごとの専用端末であって、MVNOだと不都合なところがでてくる。
 機能面をみると、docomo端末とMVNOの組み合わせでは、ほとんどがテザリングできない。これはノートPCをテザリングでネット接続させることができないので、テザリングで通信コストをおさえたいユーザにとって、かなりの打撃である。また、使えないプリインストールアプリによるメモリとバッテリの無駄な消費は、処理速度が遅くなることでの時間の無駄やバッテリ寿命を短くしている。
 もっとも、大きな問題はアンテナピクトとセルスタンバイの問題だったが、SMS対応SIMカードで解決する場合があるようだ。これはAndroidシステムと通信システムの不適合からくるもので技術的には深刻なもののように思える。
 つまり格安SIMといっても、利用内容が制限されている。それは、MVNO用の端末がないからである。SIMフリーの端末というと、よく知らないメーカーのなんだかわからないものが多い。基本通信機器なので、電波受信性能とか技術的なノウハウがなければ品質の低い製品を割高で買わされるということも考えられる。そんな状態なので、MVNOをスマホのフル機能全開で使うことは出来ない。これは、docomo 回線を使うMVNOの場合で、スマホの通信キャリア専用のプリインストール、つまり削除できない無駄なアプリのことも考えると、Wi-Fiモバイルルーターが無難な選択と言える。mineoの場合は、通信速度制限はあるが端末はフルで機能を使えるようだ。だが、プリインストールアプリの問題はそのままだ。ご家族や知り合いから契約解除した端末を譲り受けて使うケースが多いとは思われるがスマホは商品サイクルが短い。mineoで最新機種を使うのが難しいのが現状だ。
 SIMのキャンペーン縛りで、あと数ヶ月契約期間が残っているので、その間にいろいろ試しておきたい。docomo 3G端末が2台あるところから、スタートして数ヶ月しかたってないので、かなり慌しかったがOCNモバイルONEの方は無線LAN(Wi-Fi)ルーターで使うことになった。これは、テザリング機能が使える端末がほとんどなかったということから導き出された結果に過ぎない。