2014年7月8日火曜日

格安SIM(MVNO通信SIMカード)の運用費用

 格安SIMを使い始めたのが、ルート化してファイルを書き換えたスマホの動作確認をしたいだけということでしたので、あとはどこまで使えるかということで、いろいろ試しているところです。
 OCNモバイルONEで、月額1,000円前後になります。アンテナピクトやセルスタンバイ問題に対応できるのがSMS対応SIMカードであり、筆者の場合は050plusのIP電話を付けているので、1,000円ちょっとです。先ごろでたOCNモバイルONEアプリで、ターボ機能のオンオフが可能になったので、必要なときにだけ高速通信にでき通信容量を温存できるようになりました。なので使い続けることにしました。これは無料ですので、アプリを入れるだけでスマホからオンオフできます。また、SIMカードごとに設定可能です。
 au 回線のmineoも月額1000円ぐらいからです。こちらはアンテナピクトやセルスタンバイの問題はないようです。通信容量1Gからで、高速通信をコントロールすることはできません。一般的な使い方なら、ほとんどが1GB内で済むらしいということですがユーザ側で工夫しているからだと思われますね。
 mineoを利用する場合、au端末を使うことになりますが正規販売のmineoでは、DIGNO M KYL22 が48,000円と高額です。それも最新機種ではないので、筆者の見立てだとDIGNO M はもともと6~7万ぐらいする端末だという感じです。mineo用の安心して使える端末というのが供給不足の状態だといえますね。これをクリアできれば、携帯電話のような使い方ならmineoがいいと思います。あとはLTEエリアの確認になりますね。
 どちらの通信サービスでもIP電話を用意してありますので、これを使えば通信コストをおさえたスマホ運用が可能になります。IP電話同士のでの通話をまだ試していませんが、固定電話への通話では音声に少しばかり遅れがあるようです。
 DTI ServersMan SIM LTE は月額ワンコインで業界最安値だと思われますが、速度が250Kbpsに制御されているもので、チャージによる高速通信の通信容量は他社と比べると割高です。幅広い使い方には向きません。Googleマップとか、かなり遅いです。とにかく運用費をおさえたい人向きです。 ServersMan SIM LTEは速度が250Kbpsですから、Webページ閲覧よりかはIP電話で使ったほうがいいかも。あとは、使えるなら、おサイフケータイ機能で電子マネーの決済端末的使い方もできますね。docomo端末はMVNO通信サービスでテザリングできませんが、もとが250Kbpsですので他の高速通信につないだ方がいいです。DTIでは、IP電話を付けると月額300円の基本料金がかかります。NTTコミュの050plusではOCNモバイルONE契約者対象に基本料金を半額にしました。速度面でも250Kbpsにしたのは最近ですしDTIはここに来て出遅れ感がありますね。
 3つの格安SIMをみましたが、いづれも初期費用で3,000円ちょっとかかります。通信キャリアのスマホと比べれば安い分だけ部分的には見劣りする内容になります。通信速度制限などが、その良い例ですね。サブ機としても、docomo端末でテザリングができないというのは、やはりデメリットです。国内ではPCの大半がノートPCを使っているわけですから、ここら辺のニーズに対応していないと数がでません。
 Android 端末という側面から見ると安定性がないため大事なシーンで使えないというのがあります。まさかの事態にスマホの不安定さから陥る可能性があるというのが一般的な見立てです。これは、そもそもメーカーにAndroid OS を供給するスケジュール的な問題でもありますので、しばらくは解消しないでしょう。安心して使える端末が確保できているのなら、月々1000円前後なら安いのかどうなのか、そもそも携帯電話としてのSIMですから、やはり通話ができて価値があるとみていいかと思います。あとはGPS端末としての活用などがありますね。