2017年1月11日水曜日

省電力のAMD AM1プラットフォームの活用を考える

 AMD AM1は、TDP25Wの低電圧タイプAPU、つまり省電力タイプなのですが、SoCなのでコントローラーなども一緒になっているため、マザーボードの回路がシンプルになっていて価格も他のものに比べると安くなっています。なので低予算で自作PCを組めるプラットフォームだと言えます。
 AM1のAPUは省電力なので、ランニングコストがかからないというメリットがある反面、性能的には2016年に発売された最上位のAthlon5370で、2.2GHzのクアッドコアということになります。インテルのSoCであるAtomで、Windows 10も動作していますので、ブラウジングや動画再生には問題なさそうです。
 そして、このAM1に静音を求めるユーザーも少なくはないと思います。APUには、冷却ファンが付属しているのでファンレスではありませんが、大きな負荷をかけなければ発熱量をうまくコントロールできるかもしれません。性能は先にあげましたが、最上位APUでも決してハイスペックではありませんので、最近の負荷の大きいゲームなどには向きませんが、省電力以外のメリットでは小型化ができることと工夫次第で静音PCとして使えるかもしれません。

ドスパラ AMD Athlon 5370 BOXなど

 PCショップのドスパラで、AMD AM1のAPU Athlonを2017年新春セールで現定数販売したようで、筆者が確認したときには、すでにどれも完売していました。