2017年1月21日土曜日

訳ありPCパーツでコストをおさえて自作PCを組む

 オンラインゲームができるスペックの自作PCを組もうと師走の慌しい時に下調べをしていて、インテルPentium G4500とH170搭載のマザーボード、メモリを揃えたところで、AMDのAPUに予定を変更しました。G4500のスペックですと、ミドルクラスのグラフィクスボードを導入しないといけなくなるので、ある程度のiGPU(内蔵GPU)にスペックがあるAMDのAPUからはじめた方が良い結果が得られるかもという根拠のない理由からですが、コストは抑えられます。
AMD A8-3850の外箱にあるラベルから
すでに終息しているAMD FM1(Socket FM1)のA8-3850(2.9GHz、4Core、L2 1M*4、HD6550D)の訳あり中古が安かったので、気にしていたのですが、状態の良いSocket FM1のマザーボードがなかなか見あたらずにいましたが、新品に近い状態のものを某ネットオークションから導入することができたので、中古ショップでA8-3850とメモリのPC3-12800 2GB*4も同時に導入しました。この3点の合計代金は、8,580円(送料別です)でした。PCケースとATX電源は、使っていないものがあるのでそれを使うつもりです。あとは、OSは別にするとSSDもしくはHDDぐらいです。光学ドライブは、OSインストール後に外し外付けのもので済ませるつもりです。しかし、メモリは今回、合計容量が8GBなので、後々増設することになるとは思います。
 自作PCでのPCパーツ選びでは、どこにウェイトをおくのかをよく考えておかないと、あれもこれもとなると予算が膨れ上がっていきます。AMDの現行Socket FM2+にしたかったことは事実なんですが、軽めのオンラインゲームとなれば、CPUはそこそこ使えるものにおさえて、グラフィックボードにコストをかけた方がいいので、A8-3850にしました。インテルでいえば、Core i5にして、ミドルクラスのグラフィックスカードをドライブするといった感じだと思います。ちなみに、AMDでは、ノートPC用のAPUからのAM1という低電圧の省エネなプラットフォームがあるのですが、調べてみるとグラフィックスボードの性能があるところで頭打ちになってしまうということらしいです。AM1の最上位APU Athlon5370のスペックは、クアッドコアの2.2GHzなので、やはりグラボ(グラフィックスボード)で、3D性能を引き出すのには、どこかにボトルネックがあるのかもしれませんね。これは、情報より実際に検証してから結論をだしてもいいところだと筆者は思っていますが、そう期待はできないところなのかもしれません。
 AMDのAPUでは、Daul GraphicsというグラボとiGPUをあわせてドライブする機能があって、筆者もそれをRadeon HD6670で試そうとしていたのが、ベンチマークのスコアではミドルクラスのグラボに近づいた性能にとどまるということもあって、その場の勢いでRadeon HD7770を導入することにしました。A8-3850やHD6670は、2011年頃の製品ですし、ミドルクラスのグラボを挿して単体でドライブした方がいいという意見が散見できます。もともとは、エントリークラスのグラボとiGPUをあわせて性能をあげるというコンセプトになっているようで、ミドルクラスのものだとあまり性能もあがらないようです。想定外のHD7770は中古でしたが、ここまでのコストの合計が、13,560円(送料は別)になってしまいました。かなり痛い出費でしたが、どれだけ予算がないのかといったところでもあります。筆者は、どちらかというと消費電力が小さいAMD AM1プラットフォームに関心がありますね。