2017年1月28日土曜日

AMD A8-3850(SocketFM1)で、AMD Dual GraphicsかCrossFireXか

 2011年のAMD A8-3850を自作PC用に用意できた。今回の自作PCでは軽いオンラインゲームができるぐらいのスペックを目指している。低電圧のCPUで、省エネの自作PCを組んできた筆者にはビデオカードについて、あまり知らないので、AMD Dual Graphicsを試して不満がなければいいかと考えていた。しかし、Dual Graphicsに適用するビデオカードは、Radeon HD6670などのエントリークラスのもので、この機能ではミドルクラスのビデオカード性能に近づけるといったもののようだ。
 Dual Graphicsとは、AMD APU内蔵GPU(iGPU)とビデオカードを同時に動作させてスペックアップを図るもので、ビデオカードを2枚同時に使うCrossFireXの機能拡張機能にあたるものらしい。ビデオカードの電源のこともあるし、必要最低スペックに少し余裕を持たせたものを想定していたが、HD6670にしても2011年ごろの製品なので、Dual Graphicsでのドライブもあまり期待が持てるものではなさそうだ。
SAPPHIRE HD7770 GHZ EDITION 1G GDDR5 PCI-E Amazonサイトより製品画像引用

 ビデオカードそのものでは、現行品のNVIDIA GTX1050Tiを導入すれば話が早いとは思うが、筆者には数年ぶりの自作PCであって、必ず組み上げられるとは限らないので、スペック面では最低限のギリギリラインを狙いながら、中古でコストをできるだけおさえることにした。はじめ、AMDではなくインテルのCPUで組む予定だったので、中古のビデオカードでは、GeForce GTX560Ti(2011年製品)を軸にして調べていたが、負荷がかかった時の消費電力が200W以上になるので、360Wの電源ユニットを使うつもりだった筆者は、400W以上の電源ユニットを用意しなくてはならないようだ。2014年頃の製品、GTX750Tiだと消費電力がおさえられているのだが、筆者の中古品にだせる予算は、5千円前後としているので、GTX750Tiの中古はいまのところ8千円台で、8千円以上だすなら新品のGTX1050Tiを導入した方がいいと思える。ここも価格しだいとするのなら、筆者は喉から手が出るほどスペックのあるビデオカードが欲しいわけではないので、GTX1050Tiの価格が落ち着くまで待つことになる。まずは、現時点でのGTX750Tiの在庫がなくなってGTX1050Tiの価格がどうなのかを見きわめてもいいという構えだ。
 AMD A8-3850での自作PCに予定を変更してので、HD6670のビデオカードを中古でみてみたが、価格相場とスペックのバランスが良いとは思えずにいたところHD7770が5千円以下であったので、そちらにしてみた。GTX560Tiより性能は下のようなのだが、ワットパフォーマンスに優れているので、こちらにした。つまり消費電力がそれまでの製品よりもおさえられているということになる。それでも、6pinの補助電源付で100W以上(高負荷時)はあるようだ。これをCrossFireXでドライブさせればいいのかと少し欲がでてきた。筆者としては、HD7750でのCrossFireXでいいのかなとも思えたが、ビデオカードを単独で使うことを想定すると、ミドルレンジのロークラスでの話だと思うので、なるべくスペックがあった方がいいのかなと思ってしまう。ちなみにHD7770は、2012年ごろの製品なので、少なくても5年以上は経つことになり、その点でいえば故障やメンテナンスが必要になってくるものだと言えますね。
 しかし、筆者にとってCrossFireXよりも、4CoreではあるもののAMD A8-3850は、2.9GHzなので、パワーが足りないかもしれないと思えてきたので、SocketFM2+の4Core 3GHzオーバーのAPUを考えはじめています。予算がないので、早々に予定を変更することはないにしても、かなり自作PCへのモチベーションが落ちてます。