2015年11月19日木曜日

UQ コミュニケーションズに統合されたUQ mobile。KDDIの戦略なきMVNOの失速は当然の結果だった!?

 KDDIのキモ入りでスタートしたかのように思えたUQ mobileも、結局はUQ コミュニケーションズと統合するということで、統合するために設立したかのような印象もなくはなく、社内政治が色濃い動きだったのかと勘ぐってしまいます。

 UQ コミュニケーションズに統合されましたが、MVNO通信サービスの仕様は引き続き変わらずで、即時開通できる店舗が500以上ということです。ここは料金体系もそうですが、大味なサービス内容なので、mineoとの比較にもなりますが、UQ コミュニケーションズと契約して良かったという満足感は、ほぼないと思います。
UQ コミュニケーションズ KYOCERA KC-01
唯一、SIMフリーのau対応端末 KYOCERA KC-01に魅力を感じているユーザも多いと思います。RAM 1.5GBで、バッテリー容量も、2000mAhですので基本動作では、なかなか優秀ではないかと思われますが、現時点でAndroid 4.4というOSバージョンに不安を感じているユーザも少なからずいて、総合的にみて(UQコミュニケージョンズとの契約を含めて)見送るケースが多いと思います。いってしまえば、KC-01も法人向けモデルの改良版といった風貌ですからね。一般受けはしないと思います。
 UQ コミュニケーションズの料金体系だけみても、ユーザからみればエントランスの間口が狭く入る気がしないというところで、KDDI直系の子会社といったユーザ心理をあまり考慮していない態度が見え隠れしています。仕様としてはドコモと肩を並べるところですが、やり方の問題で民間企業としては時代遅れの感覚ではないかと思われます。ここは、ユーザ側が自由に判断するところで、自己責任の範疇ですが、筆者はUQ コミュニケーションズとは積極的に契約したいとは思いませんね。