2015年11月16日月曜日

格安SIM選びに時間をかけても無駄です。

 格安SIM関連の企業は、160社以上あります。それとは逆にSIMフリーのスマホで普段使いできるスペック(特に防水対応など)のものは、日本メーカー製の数機種になります。こういったことを考えると、最終的に選ぶ格安SIMや格安スマホは、用途によってすぐに絞られる状況ではないかと思います。広告含みの情報に振り回されるのは時間の無駄でしかありません。
 格安SIMの仕組みをみると、docomoやauの携帯電話キャリアから、単位ごとに回線を借り受けて通信サービスを提供しているので、ある程度の規模を借り受けていなければ、すぐに回線がパンクするという状況に陥ります。このことから、大きい単位で回線を借り受けることが可能な格安SIM、それは契約者数が多いシェアの高いところから格安SIMを選んだ方がいいということになります。つまり、パンクするほど混雑しない大きな単位で回線規模を借り受けている格安SIMなら安全性が担保されていると考えていいと思います。では、実際にシェアの順位にそって格安SIMをみていきましょう。

OCN モバイル ONE 音声通話+LTEデータ通信SIM 月額1,600円(税抜)~(マイクロ、ナノ、標準) 4959887000640
 シェアNo.1のOCNモバイルONEです。筆者も先月まで利用していました。気をつけたいのは、データ通信の日次コースでは、毎日110MB(データ通信のみは月額900円)の高速データ通信が利用できる(余ったデータ量量は翌日まで繰越)という仕様になっていて、毎日ある程度のデータ通信を決まって利用するユーザ向けになっています。また、音声通話料金が20円/30秒と安くないので、電話をよくかけるユーザには、お勧めできません。しかし、ここまで格安SIMが拡大したのは、OCNモバイルONEが牽引したことは紛れもない事実です。NTTグループという安心感は他にはない強みにもなっていると思います。


【iPhone6s対応 / Amazon.co.jp限定】 IIJmio SIMカード 音声通話パック みおふぉん [フラストレーションフリーパッケージ (FFP)] IM-B100

 シェア第2位のIIJmioです。先々月から筆者は利用し始めました。こちらは、月額900円で、3GB/月という他社でもある仕様になっています。高速データ通信は専用アプリでON/OFFが可能。音声通話の料金も、みおふぉんダイヤルを利用すれば10円/30秒の通話料金で利用できます。
 IIJmioには、ファミリープランもありますので、ご家族で利用することができます。特長としては、技術的なところで先行しているところがあり、ブログなどで公開もしています。技術的なことに関心の高いユーザに支持されているところがあります。


mineoエントリーパッケージ au/ドコモ対応SIM(マイクロ、ナノ、標準) データ通信/音声通話 月額700円(税抜)~ <最低利用期間なし> 511015

 マルチキャリア対応のmineoになります。現在、筆者がメインで利用しているところです。特長としては、月額700円(500MB/月)や月額800円(1GB/月)などがあり料金体系に柔軟性があります。筆者は、比較的データ速度が速いと言われているauプランを利用しています。こちらも専用アプリでの高速データ通信のON/OFFが可能です。

 ほか、BIGLOBEがイオン・モバイル(イオンスマホ)で端末セットの店頭販売でシェアを伸ばしてNo.4になっていると思います。シェアNo.3の日本通信については、料金体系が煩雑で個人的にはついていけないのでスルーしています。どちらかというと法人向けだと思います。
 契約ユーザ増加や回線利用者の増加に伴い、積極的に回線の増設工事を実施する格安SIMが理想的だとは思います。いまのところ、OCNモバイルONEとIIJmioが鉄板ではないでしょうか。あとは、使い方にあった例えば、定額無制限プランのようなものとか、月額料金を徹底的におさえた低速データ通信のものにするとかがあります。しかし、某家電量販店の格安SIMでは、Android 5.0に専用アプリが対応できないトラブルが発生するなどがあったりして、リスクがありますね。特に、データ通信速度の切り換えをシビアにコントロールしているユーザにとって、専用アプリの不具合は致命的で、前もってAndroid 5.0で検証していないというお粗末な対応をしているのが露呈したと思っています。利用するデータ通信の重要度を考慮するなら、こういうところとは契約しないことです。
 格安SIMについてみてみました。格安スマホについては、また機会があれば取り上げたいと思います。