2015年11月19日木曜日

格安SIM事情通からみた最近の格安SIM動向について

 2013年から格安SIMの導入を検討していて、2014年に格安SIMを導入。2014年後半、マスコミ報道により「格安SIM」が盛んになり、総務省の2015年5月の「キャリアスマホのSIMロック解除の義務化」あたりをピークに、格安SIMブームに近い状況になった。しかし、ピークはすでに過ぎたとみている。
 いままでの流れをみてみると、今年の9月に月額900円3GB/月というのが標準となって、ユーザが増えれば、ここまでできるんだと実用性がある通信サービスであることを証明したと思います。人気というか話題というかマスコミが盛り上げたというか、他に話題もなかったという感じですが総務省のSIMロック解除の義務化というのがあって、話題にしやすかったという背景がありましたが、内容的に総務省がマスコミを誘導したが結果的には失敗した感じですね。
 技術的には、docomo端末というのは独自仕様なので、SIMフリー端末でないとテザリング機能が使えないという格安SIMには対応してない端末です。APNが強制で切り換わるわけですから、どんな不具合が発生するかわからないと言ってもいいもので、そういうリスクの中で、docomo端末に格安SIMを入れて使っているのが現状です。
 SIMフリー端末の方では、mineoから11月19日に発売した arrows M02 が発売されて、普段使いができる日本メーカーのSIMフリースマホが本格的になってきたかなっと思います。まぁ、わかりやすく言えば、Xperia J1 Compactの独壇場にarrows M02が参入したということになります。シャープは価格面からもユーザに訴求力がないSH-M02をgooのスマホからg04として発売しています。新鮮味がないので多分もう少し割引をしないと売れないと思いますね。シャープそのものもブランド力はすでに無い状態ですからね。個人的には、もう少し頑張ってくれないと存在意義がないのではないかと思います。
  2015年は、格安SIMがより実用性を高めた年でもあり、普段使いのスマホ(端末)にarrows M02の登場で目処がついたと言える年だと思いますが、筆者からいわせると格安SIMユーザの拡大があって実現できたことであって、マスコミが煽らなければ未だに海外製の品質の低いデバイスを使いこなしを余儀なくされていたと思うと隔世の感がありますね。