2024年9月9日月曜日

arrows We2 VS moto g64y 5G Dimenstiy7025 の実力は?

 2024年8月に発売されたFCNT arrows We2と7月に発売のY!mobile版 moto g64y 5G で気になったのは、採用されたSoCが、どちらもMediaTek社 Dimensity7025 で、その性能が数年前のミッドレンジクラスSoCよりもAnTuTu V10スコアで、超えています。

・AnTuTu V10スコア

Dimenstiy7025 約49万

Snapdragon 695 約44万

 エントリークラスのスマホのAnTuTu V10スコアの大半は、40万未満の36、7万ぐらいで、ギリギリ動作してくれるというか、ほとんどスマホを待ち受けにしか利用しないライト層が使っているので、たまに使うスマホのアプリが多少カクついても気にしないところかと思います。メモリーもキャリアエントリー仕様のRAM 4GBなので、ストレスフリーとはいかないです。

  同じ高性能?SoCであっても、arrows We2 と moto g64y 5Gでは、製品コンセプトやターゲット層が異なるので、同列には語れないところですが、データ通信速度にひっぱられてアプリの動作が遅くなったりしますし、スマホの処理能力不足でも遅くなったりと、大切な連絡やアプリで用事を済ませるのに、時間がかかったり、アプリがかたまったり落ちたりとスマホの性能不足から不便を感じることは、性能不足のエントリークラスでは、日常茶飯事と思われます。これを回避するのにSoCの処理能力はある程度は、必要になってきます。

 Dimenstiy7025のAnTuTu V10スコアが約49万だから、すべての不満を解決するほど高性能かといえば、Snapdragon7s Gen2のAnTuTu V10スコアが約59万ですからミッドレンジ並みということでもないかと思います。少なくとも、36万あたりの端末よりかは安心できるかなぐらいです。AnTuTu V10スコアにしても競合端末性能を比較するためのベンチマークという性格もあって、絶対性能そのものを示しているわけではありませんから、実際に使ってみたら、そんなことはなったは機種によってはあるわけで、過剰な期待は禁物です。

 結論としてエントリークラススマホで、SoC性能を横並びにさせてきたキャリアスマホの中で、安心できるやや高い性能のエントリースマホが発売されたのは、朗報かと思います。SIMフリー版moto g64 5Gは、RAM 8GB仕様で、arrows We2は、ROM 64GB→128GBです。 

 moto g64 5GのSIMフリー版RAM 8GB仕様ですが、割りきって考えるとRAM 4GB仕様でも、音声通話や基本動作しかしないのであれば、特に問題ないかとは思います。Dimenstiy7025は、ミッドレンジなのかは別にして処理能力的には、AnTuTu V10スコアでハイエンドモデルと比較してみてもわかるように、高性能ではないので、ゲーム想定で検討するものはでないです。参考にしたネット情報でも、GPUよりCPUにふったものなので、GPUの性能不足でCPUに負荷がかかりやすく、けっこう発熱が大きくなりやすいみたいです。排熱対策が十分でないとパフォーマンスにも影響しますし、長時間のプレイには向いてないといえます。ここは実際にプレイはできると主張したがり屋さんもいますので、そういう見解もあるということで、お願いします。(ハンディファンを使うといいらしいです)