2024年9月9日月曜日

数年前まで、ほぼ使えない性能のエントリースマホは、結果として投機的な活動に利用されていた説を解説

 格安SIMの知名度もあがり、新規回線のハードルも下り、営業成績を求めた格安SIMは、激しい端末割引競争になり、いまからみれば、性能的にはほとんど使い物にならないエントリークラスの端末をスマホを詳しくない人たちに売りさばくことが、1つのビジネスモデルを形成したわけで、筆者も、このビジネスモデルの典型的なお得意様なのか性能的に使えないスマホが数十台も家にころがっている。遊びの音声通話だけならまだしも、スマホに少しでも詳しければ、コスト以外の理由でエントリークラスのスマホをサブ機として使うことは、ほとんどないことが最近になって、わかってきて、妙に納得している。

 そもそも、スマホに詳しくないハイエンド端末を使いこなしたこともない層が、ほとんど音声通話ぐらいにしか使えない性能のエントリークラスの端末を手にしても、使わなくなるだけで、スマホってこんなものかで済む話なので、こういうスマホに詳しくない層にネットやメディアを通じて、割引された格安スマホやエントリースマホをかき集めて売りさばくのが、ちょろいビジネスとして成立することは、よくあることです。

 最近、MNPのりかえで端末を安く導入しようと思う度に、数年前まで性能的に使えない端末を考えもなく買い漁ってしまって見事にやられたというか、売り手あっての衝動買い的な浪費ができるわけで、あれはビジネスモデルとして確立されたものだったんだなと脳裏をよぎる日々ですね。

 エントリースマホの情報更新が最近できたので、性能的な線引もはっきりし、依然としてエントリークラスのスマホは、投機的な商品群ではあるものの用途にもよりますが性能が足りなくて使えない端末は、避けられるようになるほど成長しました。