2024年9月16日月曜日

国内シェアiPhone70%から考えるAndroid端末の生き残り戦略

  iPhone 16 Pro 発売を9/20に控え壮絶な争奪戦が繰り広げられてる今、Androidユーザーとして、今後の展開を考えていきたいと思います。

iPhone5s

 まず、iOSとAndroid OSの漠然としたイメージとして、やりたいことを秒で済ませるという操作性の点では、不必要で余計なことは、iPhoneユーザーにはさせないという明確性がiOSには感じられます。逆に、それを面白味にかけるとするユーザー層もいますが、それは好みの問題であって、機能性とは関係ありません。

 国内シェアが30%未満になったAndroid端末は、生き残りをかけて特化型のものを模索する段階にきていて、強いていえば、見込みを感じられるのは、シニア向けスマホと、低価格のエントリークラスのスマホぐらいしか思いつきません。シニア向けスマホにおいては、世代性があって、普通のAndroidに慣れ親しんだ層がこれから増えていくので、シニア向けスマホの優位性をさらに先鋭化させる必要がありそうです。

 一方のエントリークラスと言われるローエンド端末ですが、SoCの据え置きなどの実質的な値上げが続いていて、製品の魅力が削がれてたというのが、ここ数年の動向かと思います。スマホに詳しくない層にとっては、死角の多い製品になるだけに、SoCの据え置きとかは気にならない項目でもあるので、エントリークラスだからとか、エントリークラスとしては、少しカクつくけど問題ないとする売り口上に背中を押されたい的な向きも詳しくないだけに少なからずあるかと思います。ここは出費をおさえたいなどの個人の問題でもあるので、逆に踏み込んだことは控えるにしても、売り口上も、なかなか踏み込んだ内容にはなりますね。

 ローエンド端末については、音声通話と動画再生が不満のでないレベルできれば、いいという層に向けて、ハイCP機を投入するというSoC据え置きで、やりはじめているので、通信機能などの基本性能について向上は、ほとんどありません。この状態ですと、シェア拡大の見込みを逆に潰す結果にもなりかねないので、エントリーモデルとミドルレンジの間に位置する魅力あるスマホを提供するなり対応策が必要なのではないかと思いますが、生活必需品とはいえ補助的な機能しかないので、そこまでスペックをあげることは求められていないのと、ミドルレンジのスマホ自体が不調な印象で、エントリークラスから性能を多少あげても、安い機種に流れて売れないのではないかという懸念から膠着状態に近いことになっているのではないだろうかと、スマホの新製品に不安を抱いているわけです。