2024年9月6日金曜日

2024年8月に発売されたarrows We2は、人気機種になれるのか?

  通信キャリアの取り扱いですと端末割引がありますので、約2年ぐらい付き合うということよりもコストがかからないという点を優先される場合が多いかと思いますので、端末割引で安くなって売れているから人気機種というのは、スマホ本体ではなく、その価格に人気があるわけで、製品の仕上がりや性能がよいということではないわけです。こうした観点から、arrows We2をみていきたいと思います。競合機種になるAQUOS wish4の記事で、グローバル版として開発したとありましたので、こちらは、他の機会にします。

 レノボ傘下として再スタートさせたFCNTですが、エントリークラスのスマホは、以前と変わらず多難なのかなと思えます。キャリア向け端末を海外メーカーが供給しはじめて、国内仕様といわれてきたFeliCaと防水防塵機能をこなしてきているので、目に見えない耐衝撃機能が、いくら優れていてもアピールが弱いところがあります。スペック面では、MediaTek Dimensity 7025を採用したことで、大差はないですが、数世代前のミドルぐらいにはなっているので、使えないほどのもっさり感はないと思われます。ディスプレイは、HD+で気にならないほどには粗いものなので、普段使いとしても、ちょい使いくらいの比較的使用頻度の低い人向けだと思います。ここは一般ユーザーだと不満にならないぐらいだと言えますか。

 対応バンドについては、前機種のドコモ版arrows Weでも、ドコモ回線の5G n79に対応していますので、都心部でのドコモ5G利用にも不安はないところだと思います。よく「n79に対応していなくても大丈夫」という売り口上がみうけられますが、サービスエリアマップ(機種別表示)などで、事前に確認をするものなので、利用する地域の電波状況は把握しておくことが望ましいといえます。arrows We2も、5G n79に対応していることから、ドコモ回線の格安SIM運用にも向いています。実際に調べると、arrows Weとarrows We2とでは、5G対応にもエリアに差があることがわかります。これからも情報更新が必要な事なので、特にビジネス用途では、事前の確認が必須となりますね。ちなみに自宅は、5Gエリアの境付近なので、電波状況はあまり良くないです。ドコモ版 arrows We2 F-52Eは、ドコモ回線用エントリー端末としてニーズがあります。ディスプレイが大きく視認性に優れたAQUOS wish4でも同じことがいえますか。Wi-Fiについて、コンビニのWi-Fiフリースポットを見通しのよいところで、どのくらいのところから接続できるかを調べると機種により差があることがわかります。そこは通信端末なので、接続してなんぼです。