2022年7月4日月曜日

au通信障害による影響やその対策

  7月2日未明に発生したau通信障害は、4日朝8時に「データ通信は、おおむね回復」と発表したが音声通話については試験をしているようで順次回復の様だ。今回の通信障害での機会損失などの損害金額は大きく賠償請求に発展する向きもありそうだ。筆者は、格安SIMでは、au回線はデータ通信のサブとして使っていたので、特に大きな損害はなく、万が一の為のサブ回線がダメになったので、想定外だったとも言える。

 この長期通信障害への対応として他のキャリア回線を利用するというのがあるが、現状だと契約に時間がかかり過ぎる。復旧後に解約するのかどうかという問題があって、事前に決めておかないと対応までに時間がかかり、その分被害が拡大する。

 筆者の場合は、キャリア2回線で対応しており、本来ならau回線をメインにするところだったが、気が変わって他社のものをメインで使っていたので助かった。仕事や個人でも大事な連絡がある場合、SIMフリー端末があれば、格安SIM契約を済ませれば、携帯電話が利用できる環境というのは、このようなトラブルの場合には、かなり有効な対応策の1つになるのだろう。

 国内のキャリア2回線をメインとサブで使っているのは少数派と言えるだろうが、格安SIMの場合、音声付とデータ通信のみに絞れば、2000円前後でも実現できるので、デュアルSIM対応のSIMフリー端末にSIMカードを2枚入れておけば、その場で対応できる。緊急事態対策を立てておけば、かなりスムーズに対応できるかもしれません。災害も含めて考えると、そのくらいは当たり前の世界線も見えてくるかと思えます。