2016年10月2日日曜日

新ZenFone3 Deluxe ZS570KLは、高額過ぎて売れないだろうと思う。

 10月7日に発売されるZenFone3 Deluxe(ZS570KL)が価格89.800円(税別)だということで、果たして売れるのかということをみてきましょう。まず、SoCはSnapdragon 821で、世界初の採用なので注目を集めるところ。しかし、5.7インチ有機ELディスプレイというのは、ボディーのスリム化でバッテリー容量が3,000mAhしかないことでの影響なのか。ゲーム用としては、6インチでなくてもいいのかと思ってしまう。通信面ではマルチキャリア対応で、キャリアグリゲーションを採用しているので高速データ通信が可能。デュアルSIMで、しかもデュアルスタンバイなので、その分消費電力が大きいと言える。
 いままで筆者が使ってきたASUSのデバイスはスペックは良いのだが手してみると質感が良くなかったり、スペック以外でのところでクオリティーが低いという印象を持っていて、今回のZenFone3 Deluxeについても、ディスプレイ表示とかアウトカメラ性能や音質とか大したことないのではないかと思っている。ボディーに力を入れたのは今回がはじめてなので、スルー前提での様子見が無難だと思ってえる。
 たぶん、販売台数は、すぐに頭打ちになると思われるので、いつ価格改定をするかというところにも注目がいくところなのだが、次期新製品の発表後になるだろうと予測される。新Snapdragon 821は初物なので、クアルコム社のSoCで以前あったような発熱問題でアウトカメラの動作に異常が発生するなどの初期不良には気をつけたいところ。
 本体デザインだけをみると、背面のカメラレンズ周りをみても時間が足りずに、中途半端なままで製品化したことが読み取れる。そこから察するにSoCが充分に動作できるようになっているものの細かいところの調整が不十分ではないかと思われる。ZS570KLには、その外観からあまり良い印象はない。ゲームを楽しむのには良いだろうが、カメラにも独自の高性能な映像エンジンは積んでいないだろうし、国内仕様の防水・おサイフケータイもないことから趣味の一台と言えそうだ。