2016年10月5日水曜日

SIMフリーarrows M02 VS ZenFone2 Laser いまさらの比較

 どちらも実機を手にすることとなったので、この2機種を比較していきたいと思います。この2機種のSoCは同じクアルコム社Snapdragon 410です。arrows M02の中古市場価格が2万円前後になっていて、ZenFone2 Laser ZE500KLも2回の価格改定で、実売価格が1万円台後半となっています。
導入したばかりのarrows M02 ホワイト
arrows M02は去年の10月に発売され、ZenFone2 Laser ZE500KLはその数ヶ月前に発売されました。筆者は先に、IIJmioサプライでZE500KLを導入した口で、いまから思うと失敗だったかなと思います。さて、SoCこそ同じ格安スマホですが、M02の液晶は有機ELなので実際に手にすると、IPS液晶搭載のZE500KLとは、かなり印象が異なります。ホームボタンもM02は画面内に表示されますので、画面下にボタンはありません。また、ZE500KLでは海外メーカーらしく、国内ユーザーにとっては細かいところで違和感を感じる表示などが随所にあります。



通信面では、富士通はドコモなどのキャリアに端末供給をしているので、キャリアの検定試験をパスしている実績から、ZE500KLよりも上ではないかと思います。どちらも、マルチキャリア対応ですが、ZE500KLはau LTEのデータ通信のみ対応で、M02はau VoLTEに対応しています。
 国内仕様とも言える防水・防じん対応やおサイフケータイ(FeliCa)を持つarros M02が耐衝撃仕様でもあるタフネススマホなのでボディーの仕上がりをあわせてZE500KLよりも優位となります。しかし、実際に操作してみるとフィーリング的にはZE500KLも頑張っている印象を受けます。
 おサイフケータイやタフネス仕様以外では、ZE500KLはデュアルSIM仕様であることが特長になります。また、Android 6.0にアップデートできるところにアドバンテージがありますが、arrows M02にもAndroid 6.0のアップデートが期待できるかと思えます。細かいところでは、ZE500KLのバッテリーは取り外しができるタイプなので、バッテリー交換を自分ですることができます。microSDではM02の最大32GBに対してZE500KLは最大128GBです。
 いまさらながらarrows M02を導入した筆者ですが、その動機は電話帳などの個人データを入れるのには、国内メーカー製のスマホでないと安心できないというセキュリティー面での不安を払拭する為というのが大きかったです。また、M02は、au VoLTEにも対応しているので格安SIMを選ばない仕様だとも言えます。ちなみに卓上ホルダで充電できるM02はスマホ初心者にも安心材料になるかと思います。