2016年10月2日日曜日

新ZenFone3が10月7日に発売されるのだが、いかんせん高いという事実

 いままで「格安スマホ」として注目を集めていたZenFoneの新機種「ZenFone3」が今月7日に発売される。しかし、本体価格が39,800円で防水もおサイフケータイもないということでゲーム向けの仕様になっている。最上位機種も、消費税込で10万円近くするので、性能の高いSoCを割り安で求めたいユーザー向きとなる。この価格帯だと、iPhoneとの比較にもなるので、一般ユーザーだと、iPhoneを選ぶことになりそうだ。

ASUS直営ZenFone Shop
 また、ZenFone3は確かに性能はあがったが、SIMのデュアルスタンバイでの消費電力の増加とバッテリーが固定式になったことでのバッテリー交換がメーカー依頼になったこと、ボディーのスリム化でバッテリー容量を増やすことができなかったなどのデメリットがあり。SoCの発熱問題についても初期ロットなどでは様子見をした方が無難であると言える。
 国内市場では、2015年の後半から低価格競争が激化しており、1万円台の格安スマホに注目が集まる中、国内メーカー富士通がマルチキャリア対応のarrows M03を発売したこともあって、ZenFone3の国内ニーズは、ゲーム目的のユーザーのみではないかと思われます。ただでさえ高額なスマホが売れないという状況の中、ASUSがZenFone3を発売するというのは個人的にはどうなのかを考えた場合、マルチキャリア対応のSIMフリー版としては多少価値があるのかなというものになりそうです。