2016年10月3日月曜日

格安スマホのトレンドは、長くは続かない低価格路線の終了 2万円前後の格安スマホにリピーターはいない!?

 ここ最近、1万円前後の5インチHD液晶搭載の格安スマホ(Win 10 Mobileを含む)を数台導入してしている筆者ですが、メインで使うスマホは数年前のキャリアスマホのままという状況です。2015年後半からのFREETELをはじめとする低価格路線の格安スマホも落ち着いた感じになっています。今年に入ってASUSが発売したSIMフリー5.5インチHD液晶のマルチキャリア対応(au VoLTEには未対応でデータ通信のみ)のZenFone Goがトレンドの中心となりましが、同社ZenFone2 Laser ZE500KLが2回の値下げをして、いまはこちらに注目が集まっているといった状況かと思われます。

  筆者は去年、IIJmioサプライでZenFone2 Laserを準メインで、2ヶ月ぐらい使ったことがありますが、防止や耐衝撃タイプではないので割りと気を使っていました。しかし、性能的には何不自由することなく用を済ませることができましたが、細かいところではZenUIが使いづらかったり、マイナーなアプリが入っていたりと国産スマホとは一線があると思います。現在の価格は2万円弱になっているので、メインのスマホがあるのならセカンド機として狙い目なのかもしれません。
こちらのZenFone Go ZB551KLです。価格がはじめから2万円と言うこともあって、バッテリー容量はZenFone 2 Laserよりも大きいですが、グレードは下になります。au VoLTEにも対応しているマルチキャリア対応です。5.5インチHD液晶なので、画面サイズとしてはサブ機として申し分がなく、電子書籍にも無理なく使えますが、ややドットが大きめなのではということで、直に確かめておいた方がいいかと思います。筆者もバッテリー容量や5.5インチの液晶画面サイズなどから検討をしましたが、もともと2万円ぐらいのデバイスなので、カメラ性能とかはWebで確認したところ気に入らなかったのでスルーしました。また、準メインとしてもそもそもマルチキャリア対応でメインで使えるようなスマホがなかったので、ここでZB551KLを導入するのは良い按配ではないなという気持ちが働きました。低価格でのASUSのデバイスは液晶表示や音質とかあまり良くないものがあるという印象があります。

 ZenFone Go ZB551KLをスルーしておきなが、筆者が導入したのはNTTコムストア販売のSIMフリーarp AS01Mです。SoCはMediaTekのMT6735Pというローエンドながら、RAM 3GBなのでストレスなく動作するものです。SoCは非力なのでサクサク感はないもののRAM 3GBで限界点は高いです。ただし、アプリを入れ過ぎるととSoC側でエンスト状態になるので、途端に遅くなります。ここは誤算でした。また、回線とWi-Fiの切換え時には回線への接続に数分かかるので、ちょっとあり得ない仕様だと思い自宅Wi-Fi専用にすることにしました。バッテリー持ちはせいぜい1日なので、メインとしても毎日充電しないといけない辛さがあります。もう一つの難点は液晶表示の色合いが格安スマホにありがちな青が変に際立っています。付属の液晶保護フィルムにもアンバーの度がかなり入ったものなので、メーカー側でも認識しているところだと思いますが、ブルーライトカットアプリを使わないと、動画再生とかでも厳しいです。しかし、本体はアルミフレーム採用で手に馴染むデザインだし、気軽に使えるので最も役に立った格安スマホです。音質も良くはないけど悪くもない程度で気になりません。ZE500KLは価格の割には音が良くない。
 価格からすると低価格路線のものが発売されて評価も落ち着いてきたと思います。FREETEL SAMURAIシリーズ MIYABIも気になったのですが、SoCがMediaTekなので回線への接続に時間がかかるタイプみたいですしスルーしました。ここだけの話ネーミングがとっぽいので、好きになれませんね。
 格安スマホのトレンドとして、指紋センサー搭載で3万円台後半のものをHUAWEIが発売して、それに続くようにASUSもZenFone3シリーズを発売しますが、3万円台になると国内メーカーのものから選ぶ傾向が強くなるとは思うのですが、実際はどうなんでしょうか。中国製スマホは、メインで使うよりもゲームなどの遊びとかセカンド機として使うことが多いのではないかと思えます。低価格路線のものも回線接続に時間がかかったり、タッチパネルの反応が鈍かったり、液晶表示が酷かったりと、ここに帰ってくるユーザーは、ほとんどいないことを考えれば、格安スマホの低価格路線は終焉を迎えたとも言えます。