2016年10月18日火曜日

SIMフリースマホZenFone2 Laser ZE500KLが遂にau VoLTEに対応しました

 ASUSのSIMフリースマホ ZenFone2 Laser ZE500KLは、最近のアップデートでAndroid 6.0にアップグレードできますが、au LTEのデータ通信のみの対応でした。しかし、最新のアップデートで、au VoLTEに対応をしました。
ZenFone2 Laserに表示されたシステム更新情報より
ASUSの他の機種 ZenFone Goではすでに au VoLTEに対応していたので、ZenFone2 Laserユーザーの筆者は首を長くして、au VoLTE対応を待っていました。
端末情報より
無事にアップデートを完了して、au VoLTE対応になりました。ちなみに今月になって同じマルチキャリア対応のSIMフリースマホ arrows M02を導入していたので、多少いま更感があることは否めないですが、動作そのものはM02よりかは現時点ですとZenFone2 Laserに軍配があがるので、今後どうしようかと検討中ではあります。いずれにせよ、マルチキャリア対応になったZenFone2 Laserはあれば心強いことに間違いはないですね。





2016年10月13日木曜日

SIMフリーマルチキャリア対応スマホ arrows M02を導入した理由を考えてみる

 格安SIMを運用している筆者は、マルチキャリア(ドコモとau VoLTE)対応のSIMフリー端末を必要としていました。au VoLTE対応のキャリア端末は、180日後でないとSIMロック解除手続きができないというので、キャリアの端末を見限ったというところもあります。それにキャリアの端末は新品で導入することができませんからね。
アップデート中のarrows M02
実際のところ国内仕様全部入りのarrows M03が今年(2016年9月)に発売されて、多少その気になったところもありました。しかし、M02との違いは、Android OSのバージョンとワンセグの有無ぐらいで、ワンセグ搭載のスマホを持っている筆者にとっては、普段観ないし必要ない機能ではありますね。arrows M03にしても音声待ち受け優先になると、ワンセグとかバッテリー持ちを考慮するとなるべく使わないようにすることになります。
 M03の本体デザインはアルミフレームを採用しているので、取り扱いやすいものだとは思いますが、SoCなどの基本性能は同じなので買い控えしていました。そこにM02の中古市場価格が2万円ちょっとになってきたので、とりあえず導入しておこうかとなったわけです。
 用途目的の導入ではなかったので、卓上ホルダで充電するのに手帳型ケースを用意してみたり、運用する格安SIMをどれにするか決めあぐねたりと筆者の中途半端な対応が続いています。格安SIMの方でも、IIJmioは解約したいとか音声通話対応SIMならmineoのau VoLTEがいいとかで、全然まとまらない状況が続いています。OCNモバイルONEがバースト転送やOCNでんわに対応し、ほとんどIIJmioと遜色ない内容になったので、050 plusのIP電話のある分OCNモバイルONEが使い勝手がいいと言えます。
 さて、M02に話を戻しますと、これに採用されているSoCは、Qualcomm社 Snapdargon 410 MSM8916で、特にサクサク動くわけではないですがストレスがたまるほどでもないというもので、個人的に積極的に使っていこうとは全然思いません。また、待ち受けさせるとなると消耗させないように使用頻度を減らすために他の端末を使うことになりますので、通話以外にはほとんど使いわない状況になります。バッテリーの劣化を考えても当然の処置です。しかも、価格から押さえただけの端末なので、いまのところは有効に活用できていない日が続いています。


格安SIM+arrows M02の事情について

 富士通のSIMフリースマホarrows M02を導入して早一週間になりますが、どの格安SIMで運用していくのかに時間がかかっています。
arrows M02
 はじめはIIJmioの音声通話対応のものにしようかと考えたのですが、M02は、au VoLTEにも対応しているので、データ通信速度を考えるとau回線の格安SIMがいいかなっと思えてきます。ちなみにmineoのauプラン(デュアルタイプ)を利用していますが、こちらは au LTEで、au VoLTEではないので変更か新規で申し込むしかないのです。
 IIJmioは、現在ZenFone2 Laser ZE500KLで運用していますが、IIJmioを外したZE500Kの使い道もまだ考えていません。ドコモ回線の格安SIMでは、バースト転送を開始したOCNモバイルONEが意外にも快適なので、データ通信にこれを使っていきたいのですが、やはりM02には音声通話もこなしてもらいたいので、変更したいところですが手数料がかかるので新規で申し込んだ方がコストがかからないというところです。番号については、まだガラゲーをメインで使っているので、番号が変わっても影響がないところでの話ではあります。



2016年10月6日木曜日

SIMフリースマホのSoC MSM8916 VS MT6735

 格安スマホに採用されているSoCには、クアルコム社のSnapdragon 410とMediaTek社のMT6735がよくあります。2015年からSnapdragon 410を搭載した端末が格安スマホとして多く国内投入されています。一方、MediaTekのMT6735は発展国向けの端末に採用されることが多い様で、あまり国内では販売されていません。どちらのSoCもミドルレンジクラスと言われていますが、どちらかというとエントリークラス寄りの性能ではないかと思われます。今回は、この2種類のSoCを採用している端末をまとめてみることにします。

Qualcomm Snapdargon 410 MSM8916> Android>
富士通arrows M03、arrows M02
ASUS ZenFone2 Laser ZE500KL、ZenFone Max ZC550KL
Moto G 3rd Gen XT1550
HTC Desire 626(電子コンパス無し)
Windows 10 Mobile>
MCJ MADOSMA Q501
Snapdragon 410はキャリアのスマホもあわせれば、さらに採用機種が増えるといった状況です。410の下位モデルにSnapdragon 210 MSM8909があり、Windows 10 Mobile端末ですが、DG-W10Mが採用しているのですが、処理能力はギリギリかなと思わせるものです。410は省電力設計が効いていてバッテリー持ちが比較的良いとされています。
 ここにあげたものは、すべて格安スマホですからコストダウンの為にセンサーが省かれていたり液晶表示やバッテリー持ちがいまひとつだったりしますので、時間があれば細かくチェックしていく必要があります。

MediaTek MT6735> ANdroid>
FREETEL SAMURAI MIYABI
Nuu X4

 海外では、格安スマホによく採用されているMT6735には、MT6735Pという下位モデルがあって、NTTコムストア販売のarp AS01Mに採用されています。AS01Mを実際に使っていますが、アプリを入れすぎると極端に動作が遅くなることがあり、ポテンシャルは低いと言えますね。
 どちらのSoCもブラウジングやSNSを利用する程度でしたら過不足ない性能かと思われます。ただし、通信面ではMediaTek MT6735系は回線接続に時間がかかりすぎるという欠点があります。数秒で接続できるのが普通ですが、接続に数分かかるという不便な仕様なようです。
 Android OSの場合、Snapdragon 410ですと、RAM 2GBでもなかなかサクサク動作する環境を維持するのは難しいと思います。
 機種別でみると、富士通のarrows M03とM02が、タフネス仕様でおサイフケータイ機能も搭載しているので、国内での普段使いには、この2機種から選ぶユーザーが大半かと思います。

2016年10月5日水曜日

SIMフリーNuu X4 (価格19,980円)は、どんな端末なんだろうか?

 たまたま広告を目にしたので取り上げてみました。香港メーカーのSun Cupid Technology製のNuu X4です。中国製スマホは日々品質が向上していると思いますが、国内メーカーに比べると依然として格差があることを断っておきます。価格は、Amazonで19,980円で、デザインに凝ったモデルだと言えます。

 さて、この19,980円の価格帯では、同じ中国メーカーの競合製品がいくつかありますので、それとの比較になると思います。ZenFone2 Laser ZE500KLやZenFone Go ZB551KLと価格がかぶります。
 Nuu X4のスペックをみてみると、重さが160gになっていて、この重さですと手にずっしりくるタイプだと言えます。手に持って長時間の使用は負担になると思います。SoCは、MediaTek MT6735です。FREETEL MIYABIと同じSoCになります。OSは、Android 5.1。Wi-Fiは5GHz対応になっていますが、「802.11 a/b/g/n」です。スペックから価格性能比をみてみても、Wi-Fiが5GHzであるところ以外は特に特長がないと言えます。一応、RAM 2GBで、アウトカメラも1300万画素ですが、バッテリー容量が、2,250mAhとなっているので1日持つかどうかのバッテリー持ちなのかもしれません。電池パック式なので自分でバッテリー交換ができるタイプです。液晶は、5インチHD液晶(IPS)です。
 MediaTekのSoCは、MT6735Pのarp AS01Mという格安スマホを使っていますが、回線への接続に時間が数分かかる仕様かと思います。つなげっぱなしであれば、さほど気にすることはないにしても、Wi-Fiからの回線への復帰には時間がかかるというのは意外と不便さを感じます。普通は、すぐに復帰できますからね。
 香港のメーカーと言うことで、中国製品にありがちな品質の問題が気になりますが、こればかりは実機を手にしないと何とも言えませんし、当たり外れもでてくるところかと思います。ボディーの仕上がりとかには、まず期待できないので許容範囲であるかそうでないかということで判断していくことになります。実機レビューの本体画像などをみると金属フレームのエッジ加工は、ちょっと粗いのかもと思えるところがありました。デザインは凝っているのですが、その重さと、SoCがMediaTelであることなど、価格からして少し厳しいかなと思いました。ちなみにデュアルSIMですが、国内では1つしか使えない仕様です。とにかく通信機能にしても未知数なところが多い製品だと言えます。個人レビューもほとんどありません。率直に言えば、国内投入の時期が遅かったなと思いました。

SIMフリーarrows M02 VS ZenFone2 Laser いまさらの比較

 どちらも実機を手にすることとなったので、この2機種を比較していきたいと思います。この2機種のSoCは同じクアルコム社Snapdragon 410です。arrows M02の中古市場価格が2万円前後になっていて、ZenFone2 Laser ZE500KLも2回の価格改定で、実売価格が1万円台後半となっています。
導入したばかりのarrows M02 ホワイト
arrows M02は去年の10月に発売され、ZenFone2 Laser ZE500KLはその数ヶ月前に発売されました。筆者は先に、IIJmioサプライでZE500KLを導入した口で、いまから思うと失敗だったかなと思います。さて、SoCこそ同じ格安スマホですが、M02の液晶は有機ELなので実際に手にすると、IPS液晶搭載のZE500KLとは、かなり印象が異なります。ホームボタンもM02は画面内に表示されますので、画面下にボタンはありません。また、ZE500KLでは海外メーカーらしく、国内ユーザーにとっては細かいところで違和感を感じる表示などが随所にあります。



通信面では、富士通はドコモなどのキャリアに端末供給をしているので、キャリアの検定試験をパスしている実績から、ZE500KLよりも上ではないかと思います。どちらも、マルチキャリア対応ですが、ZE500KLはau LTEのデータ通信のみ対応で、M02はau VoLTEに対応しています。
 国内仕様とも言える防水・防じん対応やおサイフケータイ(FeliCa)を持つarros M02が耐衝撃仕様でもあるタフネススマホなのでボディーの仕上がりをあわせてZE500KLよりも優位となります。しかし、実際に操作してみるとフィーリング的にはZE500KLも頑張っている印象を受けます。
 おサイフケータイやタフネス仕様以外では、ZE500KLはデュアルSIM仕様であることが特長になります。また、Android 6.0にアップデートできるところにアドバンテージがありますが、arrows M02にもAndroid 6.0のアップデートが期待できるかと思えます。細かいところでは、ZE500KLのバッテリーは取り外しができるタイプなので、バッテリー交換を自分ですることができます。microSDではM02の最大32GBに対してZE500KLは最大128GBです。
 いまさらながらarrows M02を導入した筆者ですが、その動機は電話帳などの個人データを入れるのには、国内メーカー製のスマホでないと安心できないというセキュリティー面での不安を払拭する為というのが大きかったです。また、M02は、au VoLTEにも対応しているので格安SIMを選ばない仕様だとも言えます。ちなみに卓上ホルダで充電できるM02はスマホ初心者にも安心材料になるかと思います。

スマホ用のmicroSD選び 16GBか32GBか価格からみてみる

 新しくスマホを導入したので、microSDを用意することにしました。導入したスマホは、最大32GBまでの仕様ですので、16GBと32GBのどちらにしようかと考えましたが、今回のスマホはメインで使うものなので余裕を持って32GBのものにすることにしました。
いままでは、格安スマホばかりだったのでカメラを使う機会もなく16GBのmicroSDばかりを使っていましたが、32GBの価格も千円前後になってきているので迷うところではあります。16GBのmicroSDも物によっては、500円ぐらいになっているので用意しやすいものになっています。
 筆者が使うブランドは、TOSHIBA(東芝)かSanDiskです。Amazon限定で、Transcendがありますが、筆者の食わず嫌いの性格もあってTransCendには関心がありません。メモリとは関係ないですが、以前このメーカーのMP3プレイヤーで酷い目にあっているので、まったく興味も示さないことになってしまっています。しかし、Amazonではベストセラー商品でもあるので、検討する価値はあるのかなっと思っています。
 今回、注文したものは海外パッケージ品で、しかもバルク品です。バルクというのは正規販売ルートから外れた商品で、余剰生産されたものを工場から直接買い付けたものとかの事情があったりします。詳しくはないので、そこら辺はよく知るところではないですが、基本「バルク」(Bulk)表示がありますと正規品ではないので保証期間(販売店側の)が一週間付けばいい方です。その分、安いということになります。PCパーツ商品では、よくある販売形態です。
 使う予定のスマホのROMが16GBなので、16GBでもカメラの画像ファイルや音楽ファイルをそんなに使わないのならこれでもいいかとは思いますが、筆者はカメラをよく使うので32GBのものにしました。価格的には、ワンコインで済みそうな16GBがいいのですが、後で容量が足りなくなったことを考えると、備えあればなんとやらで手間もかかるし32GBにしてみました。データ転送速度については、この辺の容量のものですと、Class10になっていますが、実測してみないとわからないところがあります。また、無名メーカー並みのところですと、割といい加減なのでデータ転送速度にこだわりがある場合は、それなりの情報収集が必要になってきます。画像ファイルやカメラの連射、データ転送を頻繁に行う場合には、データ転送速度にシビアになってmicroSDカード選びをした方がいいかと思われます。




SIMフリー arrows M02(富士通)を導入して、すぐのセットアップ


 発売されたから約1年になるマルチキャリア対応(docomo、au WoLTE)arrows M02ですが、後継機のarrows M03との違いはワンセグ機能の有無などで、SoCは同じSnapdragon 410でしたので、Android 6.0へのアップデートに多少の期待を寄せて、M02の導入を行いました。国内メーカーであることでの安心感というか信頼性があって、ゲームをしない筆者にはメインで使うのには充分なスペックの端末です。
arrows M02の復元中の画面
 さて、M02の開封後、電源を入れて設定を行います。以前まで使っていたAndroid端末の設定をそのまま引き継ぐことができます。M02のOSバージョンは、Android 5.1。M02には、おサイフケータイにも使われるNFCが搭載されているので、NFC搭載同士の端末だとお互いの背面を近づけるだけで設定などのデータ移行ができます。筆者の場合、NFCがない格安スマホだったので、Googleアカウント経由での設定移行になります。わかりやすくいうと個人設定やらインストールしていたアプリの環境を新しく導入した端末に再現できるということです。
arrows M02のストレージ
初期設定時にいくつかのアプリをインストールした後で、ストレージを確認すると空きが6.38GBでした。ROM 16GBなので、そう多くのアプリはインストールできません。
ソフトウェア更新中のarrows M02
 初期設定を済ませた後に、ソフトウェアアップデートがありますので、83.6MBのものをダウンロードしていきます。ダウンロードができたら再起動をします。上の画像は再起動中の画面です。

ソフトウェアアップデート前のベースバンドバージョン
 ソフトウェアアップデートは、設定[端末管理]>[端末情報]のベースバンドバージョンで最新のものかを確認することができます。通常は、[ソフトウェアアップデート]で新しいものがあるかどうかの確認を随時することもできますが、アップデートがあれば通知してくれるので、そんなに気を使う必要はないと思います。
ソフトウェアアップデート後のベースバンドバージョン
今回のソフトウェアアップデートした後のものは、下3桁が「172」でした。一度、アップデートしてしまうと元には戻せませんので、仕様の変更内容などを必要にあわせてチェックしておくといいのかもしれません。通常の使い方で、しかもSIMフリーのものですと、そんなに神経質になるような仕様の変更というのはないかと思います。
 SIMカードのセットアップは週末ぐらいにして、これで一通りのセットアップは完了しました。microSDカードは、16GBか32GBのどちらかにしようか検討中です。ボディーの仕上がりは、高級感はないにしても、しっかりしているので普段使いにも問題なさそうです。それでもケースは、手帳型ケースに入れるのが常になっていますので、これもそうすることになるかと思います。



2016年10月4日火曜日

Windows 10 MobileのSkypeプレビューをいじってみた

 Windows 10 Mobileには、Microsoft傘下のSkyppeが標準で入っています。Skype同士ではチャットや音声通話も無料となるところですが、Skypeでも電話をかけることができますので、少しいじってみました。
スタート画面にあるSkpeプレビューのタイル
まずは、Skypeの音質チェックをおこなっていきます。下の画像にあるものが音質をチェックできる連絡先になっています。
Skypeのサウンドテスト
アナウンスの後に10秒間の録音とその再生が行われますので、これで音質チェックができます。今回は、DG-W10Mでチェックしました。割とクリアな音質でした。
Skypeクレジットで電話をかけられる
 Skype同士では無料なのですが、それ以外ですとSkypeクレジット(1500円と3500円)が必要になってきます。たぶんクレジットカードでの支払いだと思います。通常通話料金は格安SIMの場合、20円/30秒ですから安い通話料ですませることができます。ただし、使った分だけということではなく、Skypeクレジットをチャージしていく料金システムなので、使わなかった分の無駄がでる可能性があります。携帯への通話料は050のIP電話LaLa Callが18円/分なので、結構安くなりますね。気をつけないといけないのは、発信時の発信者番号通知がうまくいくかどうかです。うまく通知されなければ使い方が限定されてきますよね。実情を知りませんので検索などで、ご確認ください。





SIMフリーマルチキャリア対応 arrows M02 簡易レビュー

 富士通のSIMフリー arrows M02は、M03の前の機種で、2015年10月に発売されたものです。中古市場では、2万円前後になっており、スペックもM03と同じSoCであるSnapdragon 410を搭載しているということで導入しました。セキュリティーやアフターサービスなどを考えると国内メーカーのものを選ぶのが通常だと思えます。
arrows M02 ホワイト 復元中の画面
arrows M02は、ドコモ arrows Fitと同型のSIMフリー版です。手にしてみると軽量化がされていて意外なほど軽く感じます。画面表示や質感などは思っていたのとは違いましたが許容範囲のものでした。新機種のM03と比べるとワンセグ機能はないのですが、筆者はワンセグをほとんど使わないので問題ないとしました。おサイフケータイ機能は、モバイルSuica対応ですので、国内仕様の機能としては耐衝撃仕様とあわせて筆者とってこれだけで充分です。
 主な用途は、待ち受けとブラウジングやメールチェック程度なので、M02のスペックで問題ないはずです。microSDは最大32GBというところは頭に入れておかないといけないかと思います。筆者は、au VoLTEをメインに使っていこうと考えているので、マルチキャリア対応のarrows M02が欲しかったわけです。
 arrows M02については、動作が遅いという評判がありますが、これは富士通のホームアプリがそもそも遅いのではないかと考えていますので、対策が必要になったらいろいろホームアプリをためそうかなっといったところです。まだ、ケースや保護フィルムなどを揃えてませんので、今週中にセットアップしようかと思います。まずは、IIJmioのドコモ回線のものを入れようかなと考えています。



2016年10月3日月曜日

SIMフリーマルチキャリア対応 arrows M02 VS arrows M03 値下がりしたらM02は買いなのか?

 2015年10月に発売されたarrows M02は、MIL規格(米国国防総省の調達基準)14項目に準拠したタフネス仕様のSIMフリースマホです。2016年7月に発売されたM02の後継機のM03も同じく14項目に準拠しています。どのような環境でも使用できると思っていいかと思います。auではKYOCERAの「TORQUE(トルク)」シリーズがタフネススマホですね。タフネススマホとしてはKYOCERAが先行していますが、arrowsシリーズも防水・防じん対応だけでなく耐衝撃や環境に強いものになります。
 このM02とM03は、どちらも5インチHDディスプレイ搭載で、SoCは同じクアルコム社のSnapdragon 410です。細かい仕様は異なりますが、基本性能はほぼ一緒と思えます。大きな機能上の違いは、M03はワンセグ搭載というところでしょうか。
富士通 arrows M02

 もし、M02がAndroid 6.0へのアップデートがあれば、製品寿命が伸びることもあって、筆者は型落ちでの値崩れに期待しています。そこで製品情報のまとめもかねて「M02 VS M03」というかたちでの比較をしていきたいと思います。ちなみにドコモのarrows Fitが同型モデルになります。Fitでも格安SIMは使えますが、ドコモ専用仕様ですのでテザリング機能やau VoLTEには対応してしません。SIMロックがかかっていますから、海外で現地のSIMカードを使うには、ドコモショップなどでSIMロック解除をしなくてはならなくなります。ここがSIMフリータイプと大きく違うところです。
 さて、M02とM03との違いは、ワンセグ以外にWi-Fiでは5GHz対応、バッテリー容量が少し大きい、microSDはM02が最大32GBまでに対し、最大200GBまでとなっています。また、液晶はM02が有機ELに対しM03はIPS液晶です。アウトカメラもM02の約810万画素に対してM03は約1310万画素になります。
富士通 arrows M03
  ワンセグ機能とmicroSD最大200GBまでというところにポイントがあると筆者は思いますが、もともとバッテリー容量が2,580mAh(M02は2,330mAh)しかないので、待ち受け以外でガンガン使うことは実用的ではないです。バッテリー切れになりますからね。RAM 2GB、ROM 16GBというところは同じなので、基本的な操作をメインにした仕様とも言えるでしょう。
 M02は発売されたから経っているので、有機ELが割れることがあるという情報がでていたり、動作は比較的速くはないなどの情報がでています。製品不良での有機EL割れにはメーカーで対応してもらうしかないですが、動作が速くないというのはSnapdragon 410のスマホをすでに使っていますが、もともとサクサク動作するほどの性能ではないですから、メモリ解放アプリなどで調整していく必要があります。
 価格については、個々の事情が反映されますのでなんとも言えませんが、格安スマホ(海外製SIMフリー機)の価格帯にかぶっているので、国内メーカーのSIMフリー機として、またAndroid 6.0にアップデートのアナウンスがあったら検討したいと思っています。筆者は、ドコモ回線とあわせてau回線の格安SIMを運用していますので、マルチキャリア対応のarrowsは必須アイテムになりそうです。それとこれには、卓上ホルダーが付いているので充電が楽にできます。


格安スマホのトレンドは、長くは続かない低価格路線の終了 2万円前後の格安スマホにリピーターはいない!?

 ここ最近、1万円前後の5インチHD液晶搭載の格安スマホ(Win 10 Mobileを含む)を数台導入してしている筆者ですが、メインで使うスマホは数年前のキャリアスマホのままという状況です。2015年後半からのFREETELをはじめとする低価格路線の格安スマホも落ち着いた感じになっています。今年に入ってASUSが発売したSIMフリー5.5インチHD液晶のマルチキャリア対応(au VoLTEには未対応でデータ通信のみ)のZenFone Goがトレンドの中心となりましが、同社ZenFone2 Laser ZE500KLが2回の値下げをして、いまはこちらに注目が集まっているといった状況かと思われます。

  筆者は去年、IIJmioサプライでZenFone2 Laserを準メインで、2ヶ月ぐらい使ったことがありますが、防止や耐衝撃タイプではないので割りと気を使っていました。しかし、性能的には何不自由することなく用を済ませることができましたが、細かいところではZenUIが使いづらかったり、マイナーなアプリが入っていたりと国産スマホとは一線があると思います。現在の価格は2万円弱になっているので、メインのスマホがあるのならセカンド機として狙い目なのかもしれません。
こちらのZenFone Go ZB551KLです。価格がはじめから2万円と言うこともあって、バッテリー容量はZenFone 2 Laserよりも大きいですが、グレードは下になります。au VoLTEにも対応しているマルチキャリア対応です。5.5インチHD液晶なので、画面サイズとしてはサブ機として申し分がなく、電子書籍にも無理なく使えますが、ややドットが大きめなのではということで、直に確かめておいた方がいいかと思います。筆者もバッテリー容量や5.5インチの液晶画面サイズなどから検討をしましたが、もともと2万円ぐらいのデバイスなので、カメラ性能とかはWebで確認したところ気に入らなかったのでスルーしました。また、準メインとしてもそもそもマルチキャリア対応でメインで使えるようなスマホがなかったので、ここでZB551KLを導入するのは良い按配ではないなという気持ちが働きました。低価格でのASUSのデバイスは液晶表示や音質とかあまり良くないものがあるという印象があります。

 ZenFone Go ZB551KLをスルーしておきなが、筆者が導入したのはNTTコムストア販売のSIMフリーarp AS01Mです。SoCはMediaTekのMT6735Pというローエンドながら、RAM 3GBなのでストレスなく動作するものです。SoCは非力なのでサクサク感はないもののRAM 3GBで限界点は高いです。ただし、アプリを入れ過ぎるととSoC側でエンスト状態になるので、途端に遅くなります。ここは誤算でした。また、回線とWi-Fiの切換え時には回線への接続に数分かかるので、ちょっとあり得ない仕様だと思い自宅Wi-Fi専用にすることにしました。バッテリー持ちはせいぜい1日なので、メインとしても毎日充電しないといけない辛さがあります。もう一つの難点は液晶表示の色合いが格安スマホにありがちな青が変に際立っています。付属の液晶保護フィルムにもアンバーの度がかなり入ったものなので、メーカー側でも認識しているところだと思いますが、ブルーライトカットアプリを使わないと、動画再生とかでも厳しいです。しかし、本体はアルミフレーム採用で手に馴染むデザインだし、気軽に使えるので最も役に立った格安スマホです。音質も良くはないけど悪くもない程度で気になりません。ZE500KLは価格の割には音が良くない。
 価格からすると低価格路線のものが発売されて評価も落ち着いてきたと思います。FREETEL SAMURAIシリーズ MIYABIも気になったのですが、SoCがMediaTekなので回線への接続に時間がかかるタイプみたいですしスルーしました。ここだけの話ネーミングがとっぽいので、好きになれませんね。
 格安スマホのトレンドとして、指紋センサー搭載で3万円台後半のものをHUAWEIが発売して、それに続くようにASUSもZenFone3シリーズを発売しますが、3万円台になると国内メーカーのものから選ぶ傾向が強くなるとは思うのですが、実際はどうなんでしょうか。中国製スマホは、メインで使うよりもゲームなどの遊びとかセカンド機として使うことが多いのではないかと思えます。低価格路線のものも回線接続に時間がかかったり、タッチパネルの反応が鈍かったり、液晶表示が酷かったりと、ここに帰ってくるユーザーは、ほとんどいないことを考えれば、格安スマホの低価格路線は終焉を迎えたとも言えます。



2016年10月2日日曜日

微妙な存在になってきた低価格路線の格安スマホ ZenFone2 Laser VS arp AS01M

 10月7日ZenFone3シリーズが発売されますが、価格が39,800円(税別)ということで、国内メーカー製のSIMフリースマホと比べても、あまりメリットがない価格帯に主戦場を移すということで、低価格路線の格安スマホをみていきましょう。

 ZenFone2 Laser(ZE500KL)は、2度の価格改定で、2万円前後になっていますが、国内メーカー富士通の前モデルarrows M02も中古市場では、2万円前後近くになっていますので、現時点で安くもないという状況になっています。SoCは、どちらもSnapdragon 410 1.2GHz クアッドコアです。ほ他の仕様もほぼ一緒ですが、防水を含めタフネス仕様とおサイフケータイ機能のarrows M02を選択することになりますね。
ZenFone2 Laserのメモリ解放時の画面 一気に力が抜ける
ZenFone2 Laserもなかなか良いところがあるのですが、上の画像にあるようにメモリ解放時の画面がちょっとあり得ないほどのイラストになっていて、げんなりします。全体的に国内ユーザーいは馴染まないユーザーインターフェイスのデザインです。ASUSはリサーチ不足だと言えます。
 また、ASUSの低価格デバイスはコストダウンの影響がダイレクトにでていると言えるほど、音質ですとか、ディスプレイ表示ですとか良くありません。実際に手にして、これは使えないと思わせるところがあります。筆者もあまり使っていません。




 今年に入って、NTTコムストアが、12,744円(税込)で販売しはじめたarp AS01Mです。SoCは、MediaTek MT6735P 1.0GHz クアッドコアのエントリーモデルで非力ですが、RAM 3GBというアドバンテージがあります。実際に使ってみるとゲーム以外での用途でしたら、ストレスもなく動作してくれるものでしたが、肝心のバッテリー持ちが弱く待ち受けとしては、1日ぐらいしか持たないので、毎日充電しないといけないという運用面での厳しさがあります。また、液晶ディスプレイの色合いが格安スマホにありがちなブルーがドギツかったりブルーライトカットアプリでの調整が必至となります。それと、回線への接続が数分かかるなど通信機能面でのデメリットがあります。Wi-Fiからの切り換えなど時間がかかりすぎて使い物になりません。回線につなぎっぱなしで使うとかになりますね。総合的にみて、データ通信メインのサブ機ぐらいにしかなりません。
 格安スマホを導入してみると、失敗したなと思うことの方が多いという事実から、かなりコストにシビアでなければ、選択する理由がないのではないかという結果になりました。SIMフリーの端末は種類が少ないですが、国内メーカーのものから選んだ方が幸せになれると思います。メーカーサポートだけを考えてみても理解できるところかと思います。
 ZenFone2 Laser VS arp AS01Mということで考えると、実用性ではバッテリー持ちが良いZenFone2 Laserに軍配が上がります。しかし、コストを考えるとバッテリー持ち、カメラ性能、液晶ディスプレイの色合い、SIMカードを入れての通信機能には期待しないというのであれば、arp AS01Mもありかなと思いますが、SoCのMediaTekのアプリが機密通信ログの読み取り権限がるのでセキュリティー面では、かなりリスキーだと思います。そういうことで、オススメとか到底出来ません。実際に午前4時ぐらいに必ず1度回線が切断します。なので電話帳などの個人情報は入力してません。



新ZenFone3 Deluxe ZS570KLは、高額過ぎて売れないだろうと思う。

 10月7日に発売されるZenFone3 Deluxe(ZS570KL)が価格89.800円(税別)だということで、果たして売れるのかということをみてきましょう。まず、SoCはSnapdragon 821で、世界初の採用なので注目を集めるところ。しかし、5.7インチ有機ELディスプレイというのは、ボディーのスリム化でバッテリー容量が3,000mAhしかないことでの影響なのか。ゲーム用としては、6インチでなくてもいいのかと思ってしまう。通信面ではマルチキャリア対応で、キャリアグリゲーションを採用しているので高速データ通信が可能。デュアルSIMで、しかもデュアルスタンバイなので、その分消費電力が大きいと言える。
 いままで筆者が使ってきたASUSのデバイスはスペックは良いのだが手してみると質感が良くなかったり、スペック以外でのところでクオリティーが低いという印象を持っていて、今回のZenFone3 Deluxeについても、ディスプレイ表示とかアウトカメラ性能や音質とか大したことないのではないかと思っている。ボディーに力を入れたのは今回がはじめてなので、スルー前提での様子見が無難だと思ってえる。
 たぶん、販売台数は、すぐに頭打ちになると思われるので、いつ価格改定をするかというところにも注目がいくところなのだが、次期新製品の発表後になるだろうと予測される。新Snapdragon 821は初物なので、クアルコム社のSoCで以前あったような発熱問題でアウトカメラの動作に異常が発生するなどの初期不良には気をつけたいところ。
 本体デザインだけをみると、背面のカメラレンズ周りをみても時間が足りずに、中途半端なままで製品化したことが読み取れる。そこから察するにSoCが充分に動作できるようになっているものの細かいところの調整が不十分ではないかと思われる。ZS570KLには、その外観からあまり良い印象はない。ゲームを楽しむのには良いだろうが、カメラにも独自の高性能な映像エンジンは積んでいないだろうし、国内仕様の防水・おサイフケータイもないことから趣味の一台と言えそうだ。





新ZenFone3が10月7日に発売されるのだが、いかんせん高いという事実

 いままで「格安スマホ」として注目を集めていたZenFoneの新機種「ZenFone3」が今月7日に発売される。しかし、本体価格が39,800円で防水もおサイフケータイもないということでゲーム向けの仕様になっている。最上位機種も、消費税込で10万円近くするので、性能の高いSoCを割り安で求めたいユーザー向きとなる。この価格帯だと、iPhoneとの比較にもなるので、一般ユーザーだと、iPhoneを選ぶことになりそうだ。

ASUS直営ZenFone Shop
 また、ZenFone3は確かに性能はあがったが、SIMのデュアルスタンバイでの消費電力の増加とバッテリーが固定式になったことでのバッテリー交換がメーカー依頼になったこと、ボディーのスリム化でバッテリー容量を増やすことができなかったなどのデメリットがあり。SoCの発熱問題についても初期ロットなどでは様子見をした方が無難であると言える。
 国内市場では、2015年の後半から低価格競争が激化しており、1万円台の格安スマホに注目が集まる中、国内メーカー富士通がマルチキャリア対応のarrows M03を発売したこともあって、ZenFone3の国内ニーズは、ゲーム目的のユーザーのみではないかと思われます。ただでさえ高額なスマホが売れないという状況の中、ASUSがZenFone3を発売するというのは個人的にはどうなのかを考えた場合、マルチキャリア対応のSIMフリー版としては多少価値があるのかなというものになりそうです。