2015年1月18日日曜日

日本郵政、格安SIM(MVNO通信サービス)参入を検討中

 日本郵政が格安SIMつまり格安スマホ事業に参入することを検討しているというニュースを見てみます。単純に考えて、ネットバンキング向けとして格安スマホを配布するというイメージが頭に浮かびます。いやしかし、これには入念な準備が必要となりますが、2015年度中に参入とありますので、すでにあるMVNO通信サービスと同等のものを持ってきての営業になる可能性が高いと見込まれますね。つまり、あまり変わり映えのしないものになるのではないかという気がします。
 全国にある郵便局が窓口になるということで、従来の業務に加えて格安スマホの仕事が入るので、窓口が混乱しそうな気がしますが、実はカタログ販売のような申込みと商品の受け渡しだけになりそうな予感もします。
 格安SIM、格安スマホというのは、コストばかりに目が向けられていて、軸になるサービスというのが確立されていないというところが目の付け所でもあります。格安スマホでも国内メーカー製のものを提供して、ユーザの信頼を勝ち得ようとすることも現時点では戦略として成り立つレベルです。心配するところは、トップダウンによる見当違いのサービスの提供ですかね。筆者の個人的な希望としては、Motorola の格安スマホ Moto G を投入して欲しいと思っています。たぶん、中国製スマホになると思いますけど。
 日本郵政が格安SIMに参入すれば、スタンダードのひとつになりえます。たぶん、東京オリンピックに向けた、海外旅行者向けのプリペイドタイプの通信SIMカード販売が視野に入っているのかもしれませんね。どこと組むのか楽しみです。