ASUSでは、5.5インチのZenFone Goの価格とほぼ同じ19,800円(BIGLOBEでは、一括で16,800円)なので、Goの後継機ともいえるLiveの液晶サイズは、5インチで今では標準的なものになっている。「Live」ということで、前面カメラを強化したライブ配信とセルフィーを意識したものになっている。しかし、SoCは数世代前のSnapdragon 400を採用している。
筆者は、ZenFone2 LaserとZenFone Goユーザーで、この価格帯の格安スマホは常にチェックするようにしていて、今回のLiveは、それらの代わりになりそうなのでみてみました。そういう視点から、Liveのスペックで気になったところをいくつかあげてみますと。
- Android 6.0.1 搭載
- au VoLTE対応のマルチキャリア
- SoC Snapdragon 400 1.4GHz クアッドコアを採用
- アウトカメラ 1300万画素
- バッテリー容量 2,650mAh
- 日本語入力システム「ATOK」搭載
Android 6.0.1は、Android 5.1との比較では使いやすさと動作などをみてみるとAndroid 6.0であることはポイントが高いのではないだろうか。Android 5.1のメモリリークの不具合が個人的には気になるので、なるべくAndroid 6.0以上のものを選びたい。
au VoLTEに対応したマルチキャリアというのは、キャリアを選ぶことなく使用できるので、なにかと便利である。ちなみに、SIMスロットは2つあるデュアルSIMであるが、DSDSではなく、microSDとは排他利用となる。
SoCは数世代前のSnapdragon 400なので基本動作以外では期待できないが、SNSや動画再生などには問題ないと思える。RAM 2GBなので、軽い作業ならそこそこにこなしてくれるだろう。
アウトカメラ1300万画素というのは、ZenFone2 Laserと同じスペックで、この価格帯の他機種では800万画素のものが多い。Laserと同じ画質であれば、ある程度の画質で撮影できるとみていいかと思う。800万画素のものは画質が良いとは言えず、メモ代わり程度と考えておいたほうがよく、質感も再現できない場合が多い。格安スマホなので、カメラ性能は割り切らないといけないところである。
バッテリー容量は、2,650mAhで標準的であるが、数世代前のSoCなのでバッテリー持ちには気をつけたいところ。Snapdragon 400の後継 410よりかは持ちが劣るのではないかと思われる。
日本語入力システム「ATOK」は、他のものより個人的にはストレスが少ないように思う。慣れにより評価がわかれてくるところでもあるが、日本語入力ついて不満がでにくいのではないかと思う。
さて、Liveの特長でもあるインカメラの強化だが、500万画素と前面にLEDフラッシュを搭載しているが、これを目当てにLiveを購入するユーザーがいるのかどうかは疑問である。この価格帯の競合製品との差別化程度に考えておくほうがいいだろう。
最後にデザインでは、ナビゲーションバーは液晶の下にプリントされている従来のものと同じだが、スピン仕上げがなくなったので、以前とは違い全面に保護シートが貼れるものとなっている。ボディーデザインそのものは、シンプルでありながら商品画像ではまとまりのあるデザインだと思える。
搭載センサーで忘れてならないのは、ジャイロスコープが非搭載な為に、ポケモンGOのARモードでのプレイができないこと。このゲームをARモードでプレイしたいということであれば、ジャイロスコープ(ジャイロセンサー)を搭載した他の機種を選ばないといけない。