2017年9月21日木曜日

5.5インチFull HD液晶搭載SIMフリースマホについて個人的事情

 まず、SIMフリー端末で、5.5インチFull HD液晶搭載SIMフリースマホと言えば、VAIO Phone Aを筆者も先に導入した上での話しになります。NTT-X Store(NTTレゾナント)のランキングでも、いまのところトップが、VAIO Phone Aになっています。

 さて、このVAIO Phone Aは、以前はWindows 10 Mobileを採用したVAIO Phone Bizとして法人向け端末としてドコモで販売されたいもので、AではAndroid 6.0を搭載して再登場したものです。VoLTEや安定高速通信を可能にするキャリアアグリゲーションに対応した次世代機能を持っているものです。
 VAIO Phone Aは、素のAndroid OSに近く必要なアプリをインストールしていかないと使いづらい面もあり、日ごろラフに使える5.5インチFull HD液晶のものが欲しくなり、同じくNTT- StoreにあったZTE Blade V580(9480円)を導入しました。これは、指紋認証センサーを搭載していますが、他の機能はエントリークラス並みのものです。Wi-Fiも2.4GHzのみです。
ZTE Blade V580の背面には指紋センサーがあります。カメラレンズの枠はブルー。

 ZTEは中国の通信機器メーカーですが、NTTレゾナントでは早い時期からZTE社製SIMフリースマホを販売していた実績のあるメーカーです。しかし、知名度はそんなにはないですね。個人的には、ZTE社製のSIMフリースマホに関心があったので導入しました。
 ここで筆者が求めているスペックと価格について解説したいと思いますが、今回の5.5インチFull HD液晶ディスプレイは、動画再生を想定してのものです。5.5インチで、HD液晶のSIMフリースマホ Zenfone Goをみたのですが、ちょっと粗さが気になりました。筆者は、ゲームはしないので、ミドルレンジクラスでもやや低い性能のSoCでもいいということで、クアルコム社製 Snapdragon 617 オクタコアを搭載しているVAIO Phone Aを選びました。ZTE Blade V580のSoCは、さらに性能は低いですが動画再生には問題ないものです。価格では、VAIO Phone Aは別として、遊び用のものは 1万円前後におさえることにしています。SIMフリースマホで、ゲームを何不自由なくしたいのなら値もはりますが、防水もおサイフケータイもワンセグもない海外製SIMフリースマホで通話にも使わないのであれば、使わないことを含めあわせると1万円以下には個人的にはコストをおさえたいと思っていまして、9480円だったZTE Blade V580が価格的には意にかなった機種に思えたわけです。実機を手にすると本体は薄くて軽く持ちやすいものでした。側面にある電源ボタンも本体中央の位置にあるので、片手でも押しやすいです。しかし、指紋認識センサーはあるもののミドルレンジクラスかと言えば、Wi-Fiも5GHzに対応していませんし、機能面でのバランスはカメラを含めるてみるとマルチキャリア対応でもなく足りないところがでてるものだと言えます。このクラスのものですと、5.5インチFull HD液晶と言っても、HD液晶よりかは多少いい程度で、特に優れたところがあるとは言えないものですね。
 これよりも先に、5.5インチFull HD搭載のSIMフリースマホ Zenfone2を導入しましたが、これは瞬間的に価格が安くなっていたことと、筆者はASUS贔屓なところがあるので、軽く触れるぐらいにしかできませんが、2015年発売もので、SoCはIntel社製のAtom Z3580とZ3560で筆者は、RAM 2GB/ROM 32GBのZ3560 クアッドコア 1.83GHzを導入しました。最新ゲームアプリに対応しないものもあるようですが、ご存知のように筆者はゲームには使いませんので問題ありません。Chromeでみると読み込みが今までのものより、かなり速くなりました。かなりの恩恵を受けています。しかし、Android 5.0からAndroid 6.0にアップグレードするのには、手動で行わないといけないことなど、数年前の機種であることでのハンディもあります。アプリの更新が必要など。ちなみに、NFCも搭載しています。
 価格の話に戻しますと、ここであげたSIMフリースマホは、すべてバッテリーが固定式で、自分ではバッテリー交換をすることができないタイプです。基本的にバッテリー交換はメーカーに依頼しないといけないのですが、2年後に高額な手数料を払っても使い続けたいSIMフリースマホがこの中にあるのかが、問題になってきます。いままでのSIMフリースマホの市場価格動向をみていると、既存の製品群との関係で、早々1万円前後で、5.5インチFull HD液晶搭載のものはでてきそうにはないような気がします。ZTE Blade V580のように指紋認証センサーを採用したりユーザーの目をひく機能をつけてきていますので、その分コストがかさんでいます。となると使い切り(使い捨て)感覚で、バッテリー固定式のSIMフリースマホを使うとなるとアフターサービスの比較的弱い海外メーカー製のものですと、筆者の条件では数万円する端末には手がでませんね。