2018年2月1日木曜日

普段使いの格安スマホの条件とは?国産SIMフリースマホのスペック

 格安SIM運用で使われる端末は、キャリアの機種変更で使わなくなったスマホやタブレットが多く、iPhoneにしてもSIMフリー版ではなくキャリア版iPhoneからの乗り換えが多いかと思います。これは、SIMフリースマホで防水・防じん対応のある普段使いできるものは、選ぶほど機種が豊富にあるというわけではなく、どちらかというとデータ通信用やゲームなどのセカンド端末という位置づけになるものがほとんどでした。数年前に国内メーカーのSIMフリースマホが登場して、溜飲を下げたといった状況です。
 先日、2017年6月発売のdocomo with 対象機種 docomo arrows Be F-05JのSoCが、Snapdragon 410 クアッドコアという数世代前から同じものを採用しているので、Android 7.1ですが気になりました。数年前に、筆者はarrows M02を普段使いのスマホとして導入しましたが、arrows Beとの比較をしてみると、アウトカメラ性能が810万画素から1310万画素に強化されたことと、Beにはワンセグ機能がついています。arrowsは、耐衝撃仕様のタフネススマホなので普段使いには申し分ない仕様を備えているといえます。 ちなみに、SIMフリー版が、ハンドソープで洗えるarrows M04のようです。docomoサイトでは、arrows Beがハンドスープで洗えるとは明記していないので、洗えるのかどうかが気になります。

富士通 SIMフリースマートフォン arrows M04 ホワイト FARM06304(M04ホワイト)

 シャープのSIMフリーでは、先日AQUOS R Comapactが発売されましたが、AQUOS sense lite SH-M05をみていきましょう。SoCは、Snapdragon 430 オクタコアで、RAM 3GB ROM 32GB、バッテリー容量が、2700mAhとなっていて、発売日から2年間に最大2回までのOSバージョンアップに対応するとしています。液晶もIGZOの5インチフルHD液晶を搭載し、指紋センサーまであります。ただし、ワンセグには非対応です。
シャープ SIMフリースマートフォン AQUOS sense lite SH-M05(ホワイト) SH-M05-W

 この2機種は、多くの格安SIMの端末セットとして提供しています。価格は、どちらの機種も現時点で3万円前後ぐらいです。しかし、Wi-Fiは、5GHz帯に対応していないなどありますので、事前に必要な機能やスペックなのか調べておく必要があります。
 普段使いのスマホということで考えると、ボディーの剛性など「堅牢性」という点に注目したいと思います。格安スマホは、コストダウンのために樹脂製でできているものが多くボディーに強度がなかったりします。短期間でも、少しラフに使っていると、ボロボロになってしまうものもあるようです。ケースに入れるなどの対応では、限界もありますし、そもそも海外製格安スマホのまともな機種専用アクセサリー製品はほとんどありません。また、品質面では突然電源が入らなくなったり、タッチパネル操作がうまくいかないなど某国製格安スマホは、通信機能も含めて信頼できるものなのか疑問なところもありますし、国内でのメーカーサポートを考えても、筆者は普段使いのメインとして海外製格安スマホを使うことは考えたことがありません。
 なぜ、最近になって普段使いを考えるようになったのかというと、某キャリアのシャープ製スマホを使ってみたら、液晶表示の色合いと音質が良かったので、国産SIMフリースマホの型落ち製品も多くなってきましたし、総合的な品質を重視したスマホ選びができるのではないかと目先を変えてみることにしました。