2015年5月4日月曜日

gooのスマホ g01 10,000円(ジーマルイチ)は3G(FOMA)端末のエントリーモデルになりえるか?

 4月22日発表された「gooのスマホ」3機種の中で、3G(FOMA)端末のg01(ジーマルイチ)は、エントリーモデルとして使える機種なのか、スペック面から見ていきましょう。ちなみに、g01はNTTコムストアで、OCNモバイルONE音声通話対応SIMとのセット販売で、5/8出荷予定です。下の商品画像に、NTTコムストアへのリンクを貼っておきますので、詳しいことはそちらで、ご確認ください。
g01(グーマルイチ)3G端末 10,000円

 g01は、5インチ液晶ディスプレイ搭載で、CPUがMediaTek MT6582M クアッドコア 1.3GHzで、RAM 1GB、ROM 8GBです。バッテリー容量は、1850mAhです。OSは、Android 5.0で、アウトカメラ500万画素、インカメラ200万画素です。
 この価格帯の格安スマホでは、CPUがデュアルコアであったり、RAM 512MBだったり、ROM 4GBだったりのものが多かったです。いづれも初心者が使いこなせるスペックではありません。とくに、1RAMとROMは、増設といって増やすことができませんし、microSDにアプリをコピーすることは、Android 4.4以降はアクセス制限があってコピーできません。そうなると、ROM 8GB以上は欲しいところです。
 g01で気になるところは、5インチ液晶ディスプレイが「IPS液晶」(視野角が広いもの)という表記がないので従来型のものになると思います。上位機種では、IPS液晶に加えて省電力タイプを採用しているので、バッテリーもちに影響がありますので気になりますね。ただ、1850mAhというのは、この価格帯では容量がありますし、やや余裕を持ちながら充電していくという感じではないかと思います。携帯するときには待ち受けオンリーにする必要があるかとも思えます。
 3G(FOMA)端末は、高速データ通信のLTEには対応していませんが、gooでのユーザから得たデータから、3G端末のニーズがあるということで用意されたマーケティングにもとづいてだされた機種です。発表会で、もっとも注目されたのがg01です。FOMA 3G回線でも、実質3Mbps近くの速度がでますので、通常の使い方で、これぐらいの速度があれば不満はでないと思われますし、動画再生も2Mbps後半の速度であれば、止まることなくできます。ただ、電波エリア内ので混み具合によって速度が落ちますから、利用者が多い場合には動画再生は諦めるしかないですね。
 g01は、ZTE(中国メーカー)製で、「Blade L3」になります。gooでは、グー端末保証などの有料サポートもありますので、スマホ初心者でも安心して利用できる仕様になっているのも特長です。あまり、スペックにこだわりがなければ、ここからスマホをはじめてもいいかもしれません。ほかの中国製OEM格安スマホですと、基本的にはコピー商品になりますし、コストダウンの為に中身もかなり間引かれた状態で、バッテリー品質もかなり低いです。中国メーカーでは、アフターサービスもままならないので、正直にいうとお金をだすだけの値打ちはないと筆者は考えています。そこは各々自己責任のうえで、よく考えてから判断してください。