gooの格安スマホ |
国内メーカーの格安スマホは価格からみると3万円からで、価格的には中国製格安スマホの価格的には優位にある。しかし、「gooのスマホ」のようにNTTレゾナントがスマホの製品にかかわって、ユーザの声に応えたスマホというのは、あまりなかった。その例を言うと、バッテリー容量がある。g01のエントリーモデルでも1,850mAhの容量があり、コストダウンしたものだからバッテリーは、1,400mAh前後のままで済ましているようなところがない。(実際の容量は測ってみないとわからない)また、中国メーカーは、お国柄もあってユーザを大切にしたサポートが期待できない場合がほとんどだ。こうした点が、いままでの格安スマホとの差別化になっている。
ただ、今回の「gooのスマホ」は、ポータルサイトgooをスマホで手のひらにというテーマがあって、goo関連のプリインストールアプリが入っているが、一般のスマホユーザのニーズとは温度差があって、gooがスマホユーザ寄りのサービスが展開できるかが大きなポイントになりそうだ。gooに限らずポータルサイトのニーズというか必要性は、それほど高くはなくて、どちらかというと低調である。芸能ニュースをメインに持ってきているが苦肉の策にみえるのは筆者だけではなく、ユーザの多様性をカバーすること自体、無理な話に思える時代になってきているとみていいだろう。
先にあげた国産SIMフリースマホは、素に近いAndroidスマホが多く、慣れ親しんでいるユーザでないと使いこなすのに時間がかかるかもしれない。また、キャリアのようなサービスもない分、自力でカスタマイズしてかなくてはならず、情報収集や手間がかかるのが難点といえば難点だ。