2015年5月6日水曜日

gooの格安スマホ オクタコアCPU搭載g03(30,000円)が3G端末g01(10,000円)につぐ人気です!

 4月下旬に発表された、「gooのスマホ」の3機種で、オクタコアCPU搭載のg03(30,000円)が、3G端末g01(10,000円)につぐ人気になっているのを、NTTコムストア(Yahoo!ショッピング内)で、確認しました。筆者は、基本動作にしぼったエントリークラスとして、「gooのスマホ」をみていまして、スマホビギナーには必要がないのではないのではと思っていましたが、再度見直してみるとそうでもないかもしれないと思えてきました。g03は、OCNモバイルONE音声対応SIMのセット端末で、新規加入でお求めできる機種になります。
gooのスマホ オクタコアCPU搭載のg03(グーマルサン)
端末にかかるコストをおさえて導入費用をおさえることも大切ですが、性能の高いものにして使用しての満足度を高めるというのも有益かと思います。そういう観点から、オクタコアCPU搭載のg03(グーマルサン)をみていきましょう。
 g03(ZTE Blade S)は、最新OS Android 5.0(Lollipop)を搭載した5インチIPS液晶インセルディスプレイ(省電力タイプ)のLTE対応スマホです。CPUがオクタコアというコアが従来のクアッドコアの4つから倍の8つあるタイプを搭載しています。(Snapdragon 615 (MSM8939) オクタコア 1.5GHz/1.0GHz)これは、コアごとに役割分担をもたせたりすることで、処理速度が落ちない安定した動作を可能にしてくれるものです。オクタコアの性能を引き出すには、OSが最適化されていないといけません。そこのところは検証できないので、筆者には確認がとれないところです。ここがスマホ初心者には必要ないのかもしれないといった理由のひとつです。
 CPU以外には、アウトカメラは、ソニー製の1300万画素を採用しています。格安スマホによくある800万画素、または500万画素とありますが、旅での記念写真とかを想定すると、1300万画素以上のものが必要だといえます。加えて、ソニー製ですから画質には問題ないでしょう。画素数が多ければいいということでなく、1300万画素クラス、800万画素クラスの電子部品の性能によって画質が決まります。
 「Hi-Fi」クオリティの音質。格安スマホの音質は、ノイズ(ホワイトノイズなど)がでたり、音楽再生には向かないという見方もあると思いますが、g03では音質へのこだわりを持たせ「Hi-Fiサウンド対応」としています。音質には個々の好みなどがでてしまい評価がわかれるところです。音質に気を配り、大手メーカー製スマホの音声品質に近づけたと解釈していいかと思います。
 デザインでは、厚さ7.7mmで、重量は約132gです。クアッドコアのg02と同じデザインです。色は、プラチナシルバーとプラチナピンクで女子のユーザを意識したものになっています。角はラウンド状になっており、取り扱いやすく見た目もシンプルでスマートな印象を受けるものに仕上がっています。
 RAMというメモリは、g01、g02のRAM 1GBに対し倍のRAM 2GBになります。標準的なレベルといえるでしょう。RAM 1GBでは、メモリ不足がやや心配になるかと思います。キャリアのスマホのようにキャリアが提供するサービス用のプリインストールアプリ(出荷時に入っているアプリ)で、全然メモリが足りないといったことはないと思います。データを記録しておくROMは、16GBです。これも標準的なものなので、音楽ファイルなどは、microSD(最大32GB)に入れるなどして工夫する必要があります。
 g03(グーマルサン)は、新製品ですのでユーザの評価というものがまだありません。実際に使ってみて、高性能なCPUとかカメラの写りの良さ、「Hi-Fiサウンド」に満足(納得)できれば本体価格の3万円は決して高くはないようにも思えます。予算から、クアッドコアのg02(ジーマルニ)にしてもいいような気がしますが、RAM 1GBというのが気になりますね。その点からみても、g03は納得できるスペックを持っているとも言えるかと思います。