2015年5月17日日曜日

gooのスマホ発表で、格安スマホへの見方が一変したかも

gooのスマホ g01、g02、g03

 4月22日発表された「gooのスマホ」は、いままでの格安スマホとは異なり、ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントが販売する格安スマホです。いままでの格安スマホと異なる点は、gooが収集したユーザ側の声を反映しているということです。ポータルサイトのgooでは、「スマホ部」というQ&A形式のコンテンツがあって、スマホユーザの声を充分に知っているという現状があります。
 では、gooのスマホの3機種をみていくと、ユーザ側の声を反映したところがいくつかあります。3G端末のg01は、高速データ通信LTE(Xi)には対応していませんが、本体価格が1万円というコストパフォーマンスの高い内容になっています。ユーザ側から見れば、使ってみて違和感を感じないデザインになっているということが魅力だと思います。いままでの中国製格安スマホのデザインは、かなり引くようなものばかりでした。また、クアッドコア(MediaTek MT6582M)1.3GHz搭載で、RAM 1GB、ROM  8GBとなっていて、バッテリー容量も1850mAhと過不足ないスペックになっています。
 g02とg03も、省電力ディスプレイと採用、バッテリー容量も2400mAhになって、ZTEの前機種Blade Vec 4Gよりも省電力化が強化されています。g02は、クアッドコア(Snapdragon 410 MSM8916) 1.2GHzで、RAM 1GB、ROM 8GB。g03は、オクタコア(Snapdragon 615 MSM8939) 1.5GHz/1.0GHz搭載で、ソニー製のアウトカメラや「Hi-Fiサウンド」対応として国内ニーズに応えようとしています。価格は、g02は2万円、g03は3万円です。
 この「gooのスマホ」をみると、いままでの格安スマホは何だったんだと思います。価格にしても、去年の3G端末SIMフリーでも、2万円台でした。これは、SIMフリースマホが国内では、あまりなかったので、かなり吹っかけた価格で、先にも述べたようにデザイン的にも、どうなのかと思えるものがほとんどでした。今年に入って、新規加入者のみですが国内メーカーのSIMフリースマホも市場に投入されてスマホ選びで、品質の低い格安スマホを我慢して使う必要がなくなりました。
 これはどうゆうことかというと、単純に考えてキャリアでしかスマホが購入できないという特殊な国内事情があるということでした。いまだに、国内メーカーのSIMフリースマホは、富士通のARROWS M01だけかな購入できるのは。SIMフリーのiPhoneもありますが、何をかいわんやといった国内事情です。