2018年7月2日月曜日

AQUOS sense plusが発売された影響を考える。

 6/22に発売されたAQUOS sense plusについて、どちらかというとAQUOS贔屓の筆者ですが、その価格について気になったので、少し考えてみました。AQUOS sense plusは、画面縦横比18:9の5.5インチを搭載したAQUOSシリーズで歓迎しても良い端末ではないかと思います。

 goo Simsellerの格安SIMとのセットであるらくらくセットでは、29,800円(税抜)になっています。そのほかでは、4万円台となっています。個人的には、やや割高なのかと思いました。このAQUOS sense plusは、SIMフリー専用機となっていますので、キャリア端末のような販売台数は見込めないという事情をかかえています。ヒット商品になれば話は別ですが。
 格安SIMの期間限定セールをのぞいて、防水・防じん仕様で、おサイフケータイ(FeliCa)、SoCがSnapdragon 630のSIMフリー専用機の端末価格が、4万円台となると、防水・防じん仕様ではなく、おサイフケータイ(FeliCa)非対応の格安スマホとの価格比較をしてみると、ユーザーが必要とする機能によっては、メリットがあまりないような気になるのと、iPhoneが10万円前後までになっている現状から、格安スマホも誤って高価格路線になってしまうのではないかという気持ちもあって、AQUOS sense plusに複雑な思いがあります。
 SoCのSnapdragon 630のベンチマークしか知らないので微妙ですが、AQUOS sense plusの価格は客観的にみると、決して高くはないと思えます。しかし、らくらくセットなどで、格安SIM(音声通話付)との契約をしていると、契約期間の縛りもありますし、破損などで機種変更しないといけない場面で、4万円台は安くはないと思います。筆者は、使っていない格安スマホが家にゴロゴロあるので、そう考えてしまうのかもしれませんが、格安SIMの料金が安いとは言っても、経済的に負担に感じるユーザーも少なからずいらっしゃるわけで、AQUOS sense plusのようなアッパーミドルクラスの端末が、4万円台ともなるとSoC性能を下げて格安スマホに流れてしまいそうですね。