2019年1月25日金曜日

Amazon販売のUMIDIGI端末から 今更ながらのスマートフォンの技適マークについて

≪総務省管轄の技適認証について、まとめていきたいと思います≫

 技適マークというのは電波法に基づいた国内で使用を認められた無線機器に表示できるマークである。簡単に言えば、技適マークのない無線通信機器を国内で使うのは違法であって、技適マークのない端末は国内において「違法端末」だと言えるかもしれない。
 いまになって「技適マーク」の話題を取り上げるかというと、Amazonで国内販売しているUMIDIGI製の端末が無認可端末で、技適マークを取得していないということが話題になりつつあるためです。


 こちら2/5入荷予定の端末です。カタログスペック上では、C/Pに優れたとなっていますが他のUMIDIGI端末のレビューをみると品質にバラつきがあるようです。いままで、こうした技適マークを取得していない端末は、輸入代理店のようなこじんまりした規模で、3Gのみ対応とか中途半端な端末を細々とAmazonで販売していたのですが、中国企業が「公式」を名乗って大々的に販売をするのはなかったと思います。もちろん、「技適マーク」について知らないユーザーは、これらの端末を使うだけで違法行為をしてしまうということになります。
 こうしたルールを守らない中国企業は世界で知られているところです。こうした無法企業が電波法を無視してAmazonでスマートフォン販売を開始したということは、Amazonも幇助したということになります。
 東京オリンピックをひかえて海外からの渡航者に配慮した規制緩和ムードがあるものの、その後はどうなるかわかりませんし、3大携帯キャリアがネットワーク利用制限を技適認証を受けていないからという理由でかけれらたら従うしかないという端末だということがいえます。端末の品質面については、Amazonレビューで確認ができます。筆者はこれを読んでいて数年前に中華モバイルバッテリーに中古のパーツが使えれていたというニュースを思い出しました。
 なぜ、某動画サイトでUMIDIGI端末から技適マーク問題に炎上しているのかというところなんですが、個人らしき動画配信者が関係のない中華端末を技適マークがない端末なのにもかかわらず動画で何台も紹介しているのか?ということに違和感をおぼえるユーザーも多いと思います。社会に通じていれば誰でも察しのつくところで、なんらかのつながりで売り手側について製品情報を流しているということかと思います。今回の場合、技適マークのない端末ということで、Amazon内の規約においても技適マークのない端末は販売しないと明記してあることから話が発展しているようです。今回、電波法や技適マークなど法律に疎い未成年者や一般ユーザーが知らずに違法行為をしてしまうということが個人的には問題ではないかと思います。積極的に行政に働きかけるということはしませんが、Amazonや中国企業には、せめてコンプライアンスぐらいしっかりしていただきたいと思えるものでした。電波法について意見されている方々も見受けられますが、しかるなべきところに働きかえるなどしていただきたいと思いますね。