2019年1月16日水曜日

C/P抜群?技適マークがないUMIGIDI A3 Proが1万円をきる価格になった?

 筆者もAmazon販売している中華スマホをたまにみているのですが、よくみるとLTE(4G)に対応していなったり、Android OSバージョンが古かったり、スペックがやたら低かったりというものが多く、しかも国内で利用するのに必要な技適マークという総務省認可を受けた通信機器でないと電波法上いけないので、それがない端末には注意が必要です。
 さて、今回これを取り上げたのは、コストパフォーマンスというかRAM 3GBのスペックだったので、価格で競合している端末製品や格安SIMセールでの端末セットなど総合的に考えるとそれほど魅力的なものではありませんが、端末選びの考え方しだいでは、これに辿りつくケースもあるので取り上げました。ちなみに、au回線には非対応と説明にあります。

UMIDIGI A3 Pro SIMフリースマートフォン 2 + 1カードスロット 5.7インチ アスペクト比19:9 リア12MP+5MPデュアルカメラ フロント8MPカメラ グローバルLTEバンド対応 両面2.5D曲線ガラス 3GB RAM + 32GB ROM(256GBまでサポートする) 顔認証 指紋認証 Android 8.1 AU不可 一年メンテナンス保証 (グレー)

 UMIDIGI A3 Proは、同じ本体サイズで5.5インチHD+液晶搭載のUMIDIGI A3の5.7HD+版(アスペクト比19:9)といえるもので、スペックもA3がRAM 2GB、ROM16GBに対して、A3 ProはRAM 3GB、ROM32GBとなっています。A3 Proの液晶上部がノッチになっているのが特長になりますが、レビューでは表示が切れているとかありました。バッテリー容量は、どちらも3,300mAhですが減りがはいといわれています。
 格安SIMとの契約が必要になってくる端末セットのセール以外で、スマホ単体で導入したいと考えた場合、Amazonをみるとまず目に付くのがUMIDIGI A3 Proだと思います。ただし、先にあげた技適マークがない端末ですから電波法では国内で使えないとされています。これを取り上げた動画の中には、技適申請されるだろうとか公式アナウンスにはないことを吹聴しているものもあるので注意してください。そもそもが、海外の発展国向け製品を販売しているというだけのものかと思われます。ちなみに、A3については、対応周波数バンドの異なるEU版とUA版があることをAmazonで確認しています。
 スペックだけをみていくと、SoCはMediaTek MT6739 オクタコアで、Android 8.1です。DSVS対応でトリプルスロットは共通です。また、筐体について背面が格安スマホにありがちなチープなプラスチック製ではないようなので重量(186~187g)も重めになっています。カメラ性能については、ほかのブログなどでご確認ください。指紋認証や顔認証については、中国メーカーに対するセキュリティ面での風当たりが強いこともあって、多機能だと一概には喜べないところがあります。
 個人的には、UMIDIGI A3 Proの存在はとても気になっています。スペックはエントリークラスなので重いゲームなどはできませんが、格安スマホの予算を考えると、RAM 3GB、ROM32GBでDSVS対応のトリプルスロット式ですから、技適マークさえあれば考えてもいいかなと思えます。当然サブ機というか実機を手にして試していないので保全用には考えにくいですね。