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gooのスマホ g08外箱 |
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gooのスマホ g08の背面に「g08」のロゴがあります |
実際に使っていみると、SoCの性能はそれほどでもないので、アプリからホーム画面に戻るときに少しもたついたりします。通信面では、SIMフリーで国内主要3キャリアのVoLTEに対応しているし対応バンドも多めという。トリプルスロット式なので、SIMカードを2枚にしても、microSDカードの利用もできるDSDSに対応している。また、インカメラが2000万画素と800万画素のデュアルレンズ構成に強化されたものになっています。ゲームなどには向かないですが、RAM 4GB、ROM 64GBなのでメモリなどを気にしないで利用できる仕様となっています。
格安スマホ全般をみてみると最近では、トリプルスロットのDSDS対応が主流になっているところがキャリアの専用端末と大きな違いになっています。g08はそれに加えてアスペクト比18:9の縦長画面が特長といえるのだが、画面が少し広いことでのストレス軽減は、Web表示などではあるようです。
格安スマホはメイン機としては役不足に感じる人も多いと思えますが、すべての機能を使いこなしている人は少ないだろうし、必要なことができるかどうかという物差しで考えていくと、後は耐久性が気になるぐらいではないかと思います。待ち受けやSNSが使えればいいということなら格安スマホという選択肢もありではないかと思えます。ゲーム向きのミドルハイクラス以上の性能でコストパフォーマンスが良いSIMフリー端末にもニーズがありますが、これらは音声通話を重視した場合にセキュリティとあわせて、どうなのか気になるところがでてくるのではなかと思えます。
多くのユーザーが考えるように携帯キャリアのブランド力や提供されるサービスを考えると格安SIMを利用することはSIMフリー端末を含めて不安があるので、「gooのスマホ」として端末を供給することは製品知識に乏しいユーザーには有効な手立てになるという理にかなった戦略ではあるものの現実とのギャップで、思ったほど功を奏した状況にはなっていないように見えます。
端末の性能などに詳しくないユーザーは3大キャリアのブランド力に魅力を感じているのであって、iPhoneのシェアが大きい国内市場ではAndroid端末に目が向きにくく、格安スマホにしてもユーザーの関心がそれほどでもない中で、海外メーカーを含めて魅力のある製品があまりできなかったというところの影響が大きかったのではないかと思います。販売台数からも3大キャリアのスマホをメーカーが優先させることで、あまり尖がった製品は作れないという事情もあります。そうしたキャリアのスマホのスペックなどを模倣したいのが格安スマホですから、訴求力のある製品ができにくいという状況でした。
今年はドコモの料金値下げが実施されそうだと言われていますので、利用料金で優位な格安SIMでも端末の重要性を考えるようになると思います。筆者が今まで見てきた印象からいうと、格安スマホで優秀な製品が受け入れらる時期は数年前だったと思います。また、中国メーカーの端末を取り巻く状況が変化しつつありますので、今後は端末選びの条件を絞り込んでいくと決まった機種になるのではないかと思います。また、中古市場でもOSのバージョンが古いものになりますが格安スマホ並みの価格でキャリアのスマホが購入できるようになっています。品質などを考慮すれば、キャリア向けの国内メーカー製スマホになるケースが増えてくるのではないかと思います。
g08に話を戻しますが、実際に通話をIP電話(050 plus)を使って試してみたところ割とクリアな音質でした。本体も縦長なので電話もしやすいという印象を持ちました。また、一概には言えませんが同じバッテリー容量で、Android 6.0のものと比べるとバッテリー持ちがいいようです。これはAndoroid 7.1の恩恵ではないかと思っているのですが、待ち受けメインであれば実用レベルのバッテリー持ちだと思います。筆者の基準として、バッテリー100%から12時間は充電をせずに使えることを目安にしています。しかし、使い方しだいでバッテリー消費は変化しますので個人差がでるところだと思います。とかく格安スマホはサブ機であったり、子どもに持たせるのに価格がおさえられるというメリットから選ばれていたと思いますが、本体の耐久性が確認できれば、g08は18:9の広い画面という特長もあってメイン機としてありかなと思えました。ただし、画面が広いので手帳型ケースなど画面を保護する必要があるのではないかと思っています。いまはクリアケースに入れているので画面の保護がでていませんから、主に自宅で使っています。