2024年9月21日土曜日

シニア向けスマホから垣間みえたAndroid端末の近い未来について

  エントリークラスのスマホからシニア向けスマホに目先を変えて、いろいろ調べていたら、国内市場でのAndroid端末がかなり危機的な状況であることが、わかりました。iPhone16発売もあったので、あわせてみていきます。

 国内の市場シェアでは、70%を越えたiPhoneですが、特に変わったことではなく、海外ではiPhoneの価格が年収額よりも高いなど、手に入らないという状況ではあるようです。国内の場合ですと、個人情報の管理として、iPhoneが選ばれているという側面があります。スポンサーが収入源でもあるメディアでは、広告主を失いかねないので、ふれられないところですが、個人情報について、法律的保護がない国のメーカーのスマホは、危険すぎるという話になります。こういう話をネットですると国籍不明の日本語使いの垢がわいてくるので、ネットでもレビューで、やりあってるぐらいしかありませんね。某動画サイトでも、中華スマホやタブレットしか紹介しない国籍不明の配信者がゴロゴロいて、世紀末感が半端ないです。

 国内のメディア報道で知名度があがった格安SIMですが、契約はしたものの安心して使えるSIMフリースマホがほとんどないという状況が続いています。これは、今までのスマホが、ほとんど通信キャリア専用端末しかなかったことで、格安SIMに乗り換えても、中古市場経由でしか通信キャリア端末が手に入らないという状況が続いていたので、契約はしたものの使ってないとか、iPhoneにしたという感じですかね。SIMフリー版スマホも家電量販店で購入できるようになったので、かなり解消されたと思います。

 次に総務省の端末割引制限と通信キャリア専用端末の問題ですが、最近の気になる動向として、中国メーカーが通信キャリアに端末を供給して、販売台数を稼ぎにきたというところです。防水防塵機能やFeliCaをこなしてきたわけですが、海外メーカーはクローバル版を目指しているので、この点では国内通信キャリアとは軋轢が少なからずあるはずです。一方で、FCNTの経営破綻や京セラの個人向け端末の開発停止など、通信キャリアの独善的な判断で、iPhone頼みにならざるを得ない状況に陥ってしまったという側面があります。Android端末については、数年前にシニア向け端末として注力しましたが、見事に空振りし普通のAndroid端末に流れているようです。そもそもシニア向けスマホというのは、通信キャリアの提案であって、ニーズがあったわけではありません。これも通信キャリアの独善的な判断です。特に数年前のシニア向け機種のスペックが低すぎて使い物にならない性能だったので、ソッポを向かれたということですかね。端末価格も割高で、普通のAndroid端末のスペックより低いものをエントリークラスのスマホよりも、価格を上乗せして販売していたので、いくら物理ボタンが付いたとしても、基本スペックが低いのでは、使い物にならないという話です。中高年の富裕層からは、容赦なくボッタくるという中堅管理職の社員にありがちな陳腐なやり方で、見事に市場の信頼を失いました。

 国内30%以下になったAndroid端末は、通信キャリア版であっても、かなり頑張らないとシェアを取り戻すことは不可能だと思いますし、シニア向けAndroid端末の開発の失敗など、かなり厳しいです。先にもふれたように個人情報については、スペックとは別次元の話なので、いまだにハイCP機の情報だけを追っているニッチな情弱勢の他愛もない話題とは無関係ですからね。最後に生き残るのは、通信キャリアの子会社でもない携帯ショップの売りさばくAndroid端末ぐらいというカオスっぷりです。ネットには販売系の情報しかないので、わかりにくいですが、Androidは国内で大敗だといえます。どの機種にしても中身は、同じAndroid OSとみられてしまうし、iOSに対抗するどころか、追従しているわけですから、話になりません。Android端末は安いから使っているということになります。

 通信キャリアや格安SIMとの契約で、回線品質は同じでも、使用する端末の性能で、ここまで格差があると、エントリークラスのスマホなら割引するとかあっても不思議ではない状況なので、許認可事業とはいえ殿様商売の典型としての携帯キャリアは、もしかしたら社会悪なのかもと疑ってしまうほど、酷いです。その中で、生き残れるほどのものではなかったというAndroid OSは、国内でも、安いから使っているので、機能的に魅力があるとは思われていないことに早く気づくべきだったのかもしれません。

 この件については、うまくまとめられなかったので、もう少しわかりやすく別タイトルでやります。