2024年9月25日水曜日

arrows 5Gについて

  ゲーム用の中古スマホとして、某ゲームタイトル公式サイトにある推奨端末一覧表(2024/09/25時点)にあった「arrows 5G」をみてみした。

 arrows 5Gは、いまの格安スマホのトレンドの源流じゃないかと思わせるほど、本体サイズからして、そっくりの6.7インチディスプレイの端末です。2020年7月発売なので、中古ものだとバッテリー持ちは実用域の性能は見込めないですかね。バッテリー容量は、4070mAhです。古い機種だからか、中古市場でも、あまり在庫がないです。

 arrows 5GのSoCは、SDM865で古い製品になると発売時の情報しかなくて、現在ではどうなのかが、さっぱりわかりません。ネットでも売りっぱなし販売のための広告情報しかないので、いまさら2019年頃のSDM865の記事を読んでみても、AnTuTuベンチマークテストのバージョンごとに、まったく値が異なるので、V9とV10の比較とかもでも、まったく参考にならない。4年前のSoCだと、GPU性能についても、サポート機能とか大丈夫なのかなとは思いますね。しかし、スマホはマニアではなく一般向け製品なので、そういうところは、セールスポイントにはならないし、「自分の使い方だと、1日はバッテリーがもちますよ。素晴らしいです」みたいな情報ばかりで、うんざりします。

 arrows  5Gのサウンド面では、DOLBY ATMOS対応ですが、イヤホンジャックはなし。ボディ素材は、樹脂製で特にタフネススマホではなく、値段(当時)の割には、安っぽい作りになってます。まだ、この頃はボッタクリAndroid端末が市場を闊歩していた頃ですよね。いまでは、iPhoneにシェアを拡大されて、売れなくなる3秒前の時期かと思います。音声通話と動画再生に問題なければ、それでいい層には関心のない話です。

 SDM865だと、SDM845を使っている人からみると、いまのミッドレンジぐらいですかね。ここ最近のミッドレンジSoCの性能がぐっとあがってきているので、中の下あたりかと思ってます。SDM888の熱暴走へと向かっていこうとする時代の製品なので、発熱も気になりますね。

 スマホ用のSoCは、通信用の省電力仕様の比較的非力な設計なので、通信機能と省電力性が評価対象になりやすい製品特性になります。なので、ハイエンドといっても、なにがハイエンドなのか?ちょっとよくわからないですね。用途によって評価されるところが違ってきます。