2016年2月13日土曜日

格安SIM+格安スマホをどう使いこなしたらいいのか?

 2014年からOCNモバイルONEとそれに続きmineo(当時はau網のみ)を利用しています。筆者は、主にデータ通信の利用を目的としていましたが、格安SIMの仕様が半年ぐらいでどんどん変わっていくので、2015年いっぱいまで、それに振り回されっぱなしでした。途中、音声通話対応SIMに切り替えたことも振り回された原因のひとつかと思います。
 端末は、ドコモのAndroidスマホとUSBデータ通信カードでの利用からはじめました。格安SIMを利用する上で、サポートが弱いというところがあるので、バッテリーを使わないUSBデータ通信カードをメインとして使いました。データ通信カードをノートPCで利用しながら余力があれば、少し古いスマホなどを趣味としてやっていたぐらいです。
 端末については利用頻度があがるたびに、3GからLTEへ、Android OSもより新しいものを求めるようになりましたが、やはりバッテリーの劣化が気になるので自身で着脱ができる電池パック式を選ぶようになっていました。
 格安スマホなどの動向をみていくと、キャリアの携帯かスマホを普段使いしているユーザーがデータ端末として、またサブ的に格安SIMや格安スマホを利用しているのではないかと思えます。現実的に考えて、普段使いのスマホをネットなどで使い込めば、だいたい2年ぐらいで1日持つかどうかぐらいにバッテリーが劣化していまいます。最近ではバッテリーの大容量化が進み2,000mAh以上が当たり前になってきているので寿命もやや延びたのではないかと思います。しかし、キャリアとは違い格安SIMの場合では、端末割引も手厚いサポートもありません。(サポートは充実してきましたが)
 また、スマホのバッテリーは、電池パック式から着脱のできない固定式ものになりつつありますので、電池パック式のものを選ぶにしても決まったものしか選べません。筆者は、格安スマホと言われているASUS ZenFone2 Laserのユーザーで、これも電池パック式です。しかし、音声通話対応SIMを入れると、待ち受け優先になりデータ通信は他の端末で済ませるようにしています。バッテリー劣化をおさえるということは、いかに充電回数を減らすかということになりますので、ディスプレイのバックライトをつけて何十分もネットを利用するとかは避けています。他の端末でできるものは他で済ませるようにしています。
ASUS ZenFone2 Laser 背面カバーを外したところ、電池パックの端子接続部分が見える

 要するにサポートの弱い格安SIMを利用する以上、なんらか自衛策が必要だと思えます。バッテリーの劣化をおさえる為に、他のスマホやタブレットを使い待ち受けだけを普段使いのスマホにさせていくという策をとっています。一応、モバイルバッテリーも用意してありますが、1日ぐらいは自力でバッテリーが持ってくれないことには使う気はなれそうもありません。
 それと万が一に備えて、メインとしても使えるもの(格安スマホでもいいですが予備機にあたります)が欲しいところです。普段使いのスマホと準メインのスマホをある程度同期させておけば、万が一の故障にも対応できる体制になるかと思います。これは、Dellのタブレットが故障した時の話ですが、サポートとの連絡や修理期間をあわせると1週間以上は空白期間ができてしまいました。Dellのサポート体制は下手な国内メーカーより手順がマニュアル化していて、かなりスピーディーだと言えます。それでも1週間以上はかかりますので、サポートとのやりとりで無駄が発生した時の労力たるや想像以上にかかると思えます。それがサポートが比較的弱い海外メーカーですと修理を依頼する気が失せてしまう対応を受けてしまうこともあるかと思います。こうしたストレス回避にも余裕が持てる予備機(ある程度同期しているもの)の存在は重要になってくると思います。セキュリティの課題も予備機を用意すことで発生しますが無駄な労力やリスク回避という点から用意周到であることが大切だと思います。筆者は特にキャリアショップで無為に待たされるのが苦手ですし、普段使いのスマホが1週か使えないことで活動のクオリティが下がる方がデメリットが大きいと思えるので、データバックアップのつもりで同期させた端末を用意しようとしています。