2016年2月15日月曜日

VAIO Phone 第2弾? アルミ削りだし安曇野フィニッシュ VAIO Phone Bizが発売されます

 VAIO Phoneといえば、去年日本通信から発売された台湾メーカーのOEM製にVAIOのロゴを付けただけと酷評を受け、そのデザインからも中古市場では不人気です。ソニーから独立したばかりのVAIOは、日本通信との企業間交渉で舵取りの弱さが露呈した失敗例だと言えますが、今回「VAIO Phone Biz」は、当初からVAIOがやりたかったビジネス向けスマホで、筐体もアルミ削りだしのオリジナル製品です。
 VAIO Phone Bizは、Windows 10 Mobileを搭載し、PCとの連携機能「Continuum」を利用することを念頭に企画されており、Android 端末にありがちな漠然とした中途半端な万能型ではないので、期待も高まります。PCモニタには、無線のMiracastで出力されるが別途ワイヤレスディスプレイアダプタが必要のようだ。
 VAIOは当初からビジネス向け端末の考えていて、前回のVAIO Phoneは日本通信の思惑が優先した所謂「大人の事情」で発売されたもので、端末そのものにも特長がない。日本通信版VIAO Phone(ロゴだけ)で、評判を落としたかといえば、それまでスマホで実績がないVAIOにとって実質的には、高い評価もなかったわけで評判も0からのスタートだった為に、VAIOのダメージは軽いもので済んだように思える。
 今回のVAIO Phone BizもContinuumあってのWindows 10 Mobileの採用で、携帯キャリアの専用端末を供給するだけのものとは一線がある。価格も5万円台となると、何ができるかが重要になってくるので、VAIO Phone Bizに個人、法人を問わず注目が集まっているようです。
 VAIO Phone Bizは、早くもVAIOの存在感がでたスマホだと言えます。ビジネス向けスマホには、さまざまな課題があります。今回は、スマホとPCのシームレス化というところです。これに実際に取り組んだところに、VAIOの存在意義がでてきます。