2017年1月17日火曜日

2011年3月ごろの最上位モデル AMD APU A8-3850(SocketFM1、2.9GHz、4Core)使ってみることにしました

 去年の暮れに軽いオンラインゲームができるスペックの自作PCを組んでみようと、いろいろ調べていました。5年以上も自作PCから離れていて、もともとはインテルのAtomなどの低電圧の省電力タイプに関心があって、ゲームもしないPCライフでしたので情報に追いつくのに時間がかかり、新春セールにも間に会わなかったです。はじめ、インテルのSkylake世代のPentium G4500にしようと思ったのですが、そちらは仕事用にすることにしました。AMDのCPUとGPUを統合したAPUは、そこそこ3D性能もあってコストパフォーマンスもいいし、気にもなっていたのでゲーム用のものはこちらで組んでみたらどうなるのかと考えていたところ、偶然にも2011年ごろのものですが、AMD A8-3850(SocketFM1)を導入することができました。ちなみにAMD APUは、現行製品はSocketFM2+になっていて、FM1とは互換性がなく、FM2+のA8-7600を軸にAPUを考えていたので、FM1にするのには中古にもなるし躊躇していたのですが、予算があるわけではないし先行してインテルのCPUとマザーボードを導入してしまったので、プレイできるかどうかもわからないゲーム用の自作PCには中古のもので済ませようとなったわけです。
 AMDのAPUには、SocketFS1bの省電力タイプAM1プラットフォームもありますが、こちらはビデオカードを増設しても、CPUの性能の影響か性能が頭打ちになってしまい、ある程度までしか底上げできないと情報があって、お目当てのゲームに対応できるかどうか不透明なので諦めました。FM2+の中古でもよかったのですが、ネット通販サイトの状況を年末年始からウォッチしてはいましたが、製品情報に追いつけず新春セールの目玉商品には縁がなかったようです。中古のAMD FM2+製品も割りと動きが早かったと思います。FM1については、そんなに数があるわけではないようで、マザーボードには苦労しました。
 さて、A8-3850(SocketFM1)のスペックですが、4Core、2.9GHz、L2 1M×4、TDP100Wというものです。2011年12月には、CPU倍率ロックフリーモデルのA8-3870K(4Core、3GHz)が発売されていて、iGPU(内蔵GPU)のHD6550Dは同じで動作クロックが100MHz高い。OCができるのがA8-3870Kの特長です。iGPUのHD6550Dは、AMD Dual Graphicsに2011年時点で対応しているビデオカードは、RADEON HD6670、HD6570、HD6470の3機種で、この中で最もスペックが高いHD6670をA8-3850でDual Graphicsでドライブしてもミドルクラスのビデオカードには及ばないという位置づけのようです。筆者は、先にインテルPentium G4500を導入していまして、3D性能を求めるとミドルクラスかそれに近い性能のビデオカードの増設が必要になるので、その分の予算を2011年製の中古にあてました。
GeForce GTX1050搭載ビデオカード補助電源不要

 玄人志向のGeForce GTX1050搭載ビデオカードです。補助電源が不要のものです。筆者もGTX1050かGTX1050Tiにしようと思ったのですが、筆者が先に導入したPentium G4500の動作クロックは3.5GHzですが、2Coreですしゲームのテスト動画をみてみたところ、CPU性能に不安を感じたので、駄目もとでAMD APUに切り換えたということになります。プレイしたいゲームもさほど重くはないものであることがわかったので、まずはA8-3850で試してみてもいいかもしれないと思いました。CPU性能についても、インテルとAMDの比較だけではよくつかめず、4CoreのA8-3850なら安定しているのかもという根拠のない理由からで、Core i5やCore i3にしても筆者にとってはコストがかかりすぎるものです。そもそも、使わずに置いておいたATX電源を使おうというところもあるので、そうそうオーバースペックのものに投資するつもりもなく、少し間違ったかなと思いつつもA8-3850でいくつもりです。