2017年1月1日日曜日

[お正月企画]自作PCは、誰でもできるものなのか?

ドライバー1本あれば誰でも自作PCができます

 よく見るキャッチコピーなのだが、その度に正直いってバカ言うなと思うのである。そもそも、PCの知識と実際にPCパーツを組み上げるスキルというのは別物で、静電気対策も考えることができないのに、自作PCなんて出来るわけがないのである。実体験から言って、ビギナーが雑誌などで仕入れたPCパーツの情報で、パーツを購入するのでさえかなりのハードルがある。まず、失敗して数万円もしたPCパーツをダメにする可能性を考えただけでも、自作PCをやろうと思うのは、ごく少数派で、ゲームなどの目的がある場合に、渋々自作をするといったところだと思える。とにかく、ドライバー1本で、というのは真っ赤なウソであることは自明のことではある。筆者自身、自作する前は、Apple PowerMacの改造を趣味でやっていのだが、それでも自作PCには、かなりのハードルがあって、趣味でということでもなければメーカーのPCを使った方が時間や労力、コスト面でも自作より効率的なのは誰でも知っているところです。しかし、自作PCを記事にしているメディアは、無駄な内容で紙面を埋める天才だなと記事を読む度に呆れているのが実態ではないだろうか。フリーペーパーを読んでいた方が国語力には役に立つ。しかし、自己責任による趣味で自作PCを楽しむのであれば、そこはユーザー側の領域なので好きにすればいいだけの話になるのだが、そこにつけ入ろうとする輩が逆に自作PCをやろうというユーザーの障害になっているとも言えるのかもしれない。要は自作PCは、自己責任でということになるだろう。
 筆者が趣味で自作PCをはじめたのは、多少ブームに乗せられたところもあるのだけど、AMDの低電圧CPUに注目したからだと言える。また、自作PCはメンテナンスも自分でできるし、CPUをアップグレードするのも予算があれば比較的簡単にできるところに魅力を感じていた。筆者がはじめた当時から、すでに自作PCがコスト面ではメリットがほとんどないと言われていたのだが、かける労力などを考えれば、好きだからやっているとしか言い様がない代物だと思える。なんだかんだ言いながら省エネ自作PCという、この世界では変り種の自作を数年続けていた。AMDのA10、A8、A6のCPUについて下調べのまとめをしようとしていのだが、話が飛んだので、また別の機会にしましょう。