2016年8月17日水曜日

SIMフリーWindows Phone DG-W10Mについて apt-Xなど

 最近のWindows Phone動向として、VAIO Phone Biz が法人向けにドコモから発売され、低価格のWindows PhoneもFREETEL(プライワン・マーケティング株式会社)から数機種発売されています。しかし、Windows Phoneはアプリが少なく、Android OSよりも遅れているのが現状です。Windows PCとの親和性という特長がありますが、Continuumはミドルレンジ以下のSoCでは非対応になります。

ドスパラ Diginnos Mobile DG-W10M
DG-W10Mは、PCパーツショップ ドスパラのDiginnos(デジノス)ブランドのSIMフリー端末です。SoCは、クアルコム製のSnapdragon 210というローエンドモデルを採用しているのでContinuumには非対応です。OSがマイクロソフトなので、Officeアプリがすでに入っています。Windows PCと同期して使えるので何かと重宝しそうです。3月に9,980円(税込)に価格改定したので、コストパフォーマンスが良くなっています。ただし、もともとが格安スマホなので、ボディーがプラスチック製であったりします。
 DG-W10Mには、通話とテザリング機能、マイクロソフトなのでOfficeアプリのWindows PCとの同期ができればいいぐらいに思っていましたが、メディアの記事に音質がいいようなことがあったので、音楽プレイヤーとしてどうなのかが気になっています。
 
apt-X対応のBluetooth 送受信機

 クアルコム傘下であるCSRのBluetoothオーディオの圧縮コーデック apt-Xに対応しているようなので、低遅延の再生ができるようです。これは、Bluetoothによる音再生だと、映像に遅れて音が鳴るということが発生しがちですが、それを抑えた再生ができるのがapt-Xです。Bluetooth接続で、apt-X対応のイヤホンや外部スピーカーで音楽などを再生することができます。Android OSでもapt-Xに対応しているものがあるということです。
 DG-W10Mのレビューの中には、電波のつかみが弱いというものがあって、自宅では電波状況が良い方ではないので、自宅WI-Fiでの運用になることも想定しています。対応周波数帯には、3GのFOMAエリアプラスも含まれています。