2015年3月23日月曜日

SIMフリー格安スマホの選定基準とこれからの価格相場について

 国内メーカー製のSIMフリースマホが市場に投入され、去年下半期から怒涛のように発売された海外製格安スマホ(SIMフリー)も、ここに来てキャッシュフォローの為の国内向けSIMフリースマホの投売りが始まるのではないかと思います。どれもこれも、OEM製ですから、あまり自社ブランドを気にすることなく投売りされるかと思います。彼らにとっては、ただの商材にしか過ぎないというドライなところがあります。
 さて、本題の格安スマホを選ぶ基準ですが、ざっくりいえば頑丈であることです。日ごろ携帯するわけですから落下ぐらいで故障するのでは、そもそもモバイルツールとしてどうなのかと思います。
 格安スマホのCPUは、ほとんど同じなのでタッチパネルと液晶表示からです。誤動作が多いタッチパネルは欠陥品だと思ってください。操作ができないわけですから、欠陥なわけです。次に液晶表示ですが、5インチ以下で、いくら高精細でも画像を見るぐらいしか役に立ちません。これは個々の用途目的にあわせてチョイスしていいところですが、品質の良くない液晶は、ムラやチラツキが早い段階からでてくる場合があるようです。そうなってくるとビデオ系のチップがおかしいかもしれませんので、製品寿命とみていいかもしれません。保証期間内でしたら、メーカーにお問い合わせください。
 あとは、バッテリー容量なんですが、公称の容量が実際にはないものがほとんどです。しかも、バッテリーは技術が必要とするもので、自社開発ができないところのものは寿命が2年も持ちません。初期性能が最初の数ヶ月とかだと思います。格安スマホでは、ここは諦めるしかないかもしれません。最近のものは知りませんけど。期待できないものが多いと思います。で、2,000mAh以上でないと、1日は持たないとみていいかと思います。データ端末として、数十分の動画再生をすれば、半日ぐらいでバッテリーが切れます。スクリーンオフで、数日持ったとしても筆者からみたら意味のない話だと思います。使っている時の電力消費が低くないといけないわけです。
 あとは、海外格安スマホのほとんどは、防水機能がないです。中にはあるのかな、見たことないけど。日常シーンで使うなら防水機能は必須なので、こうした温度差というのが国内ユーザと海外メーカーの間にありますね。正直にいえば、ZenFone5も携帯して日常シーンで使うには防水機能がないので不安のある機種です。多分使う場所に相当配慮しながら使っていると思いますね。
 価格からみると、3Gモデルのもので1万円前後、Android 4.4 KitKatにシステムアップデートできないものなら、1万円以下になるのではないかと思います。RAM 512GBでは、Android 2.xでないと値がつかない気がします。ROM 4GBのものがありますが、正直いうと厳しいです。これも、1万円以下になると思います。8GBでも、どうなのかと言われています。これも空きがないとパフォーマンスが極端に落ちる場合があります。そういう意味でも8GBが最低ラインだと思っておいたほうがいいでしょう。Android 4.4は、microSDへのアクセス規制がある場合がありますので、microSDになんでも入れればいいという考えは間違いです。OS側でも随時、microSDを読みにいきますので空いていた方がパフォーマンスはいいわけです。特に、4.1、4.2は、この手でパフォーマンスが遅くなる場合があるようです。たぶん、改良したのが4.4だと思います。SDへのアクセスを頻繁にすればパフォーマンスは、当然落ちます。いまのOSバージョンは、5.0です。4.4未満は早い時期に見切れれる可能性があります。
 LTEについては、3万円で防水・防塵機能付国内メーカーのSIMフリースマホが販売されていますので、海外製LTE対応SIMフリースマホは、1万円半ばまで値が下がると思います。そうしないと売れそうにありません。筆者は、関心が持てないと購入まではしないので、LTEのものは、バッテリーも固定式ばかりだし、近い将来を見据えても手がでないと思います。
 最後に通信機能ですが、性能は良くないです。Wi-FiやBluetoothも若干劣るものと思っておいたほうがいいです。それだから格安なんだと思っておいてください。人それぞれ考え方や事情が異なりますので、購入したい人はするだろうし、しなくなければスルーでいいという思います。筆者も事情が変わって考えがかわればSIMフリー格安スマホを購入するだろうと思います。