先に重要ポイントとして、格安3Gスマホは、「デュアルSIM」といって、SIMカードが2枚挿せるものがほとんどなので、「デュアルSIM」の仕様をポイントとしてあげてみます。これは、ユーザのニーズに左右されるところです。なぜ、デュアルSIM仕様かといいますと、海外では通信事業者(プリペイ式のものなど)を自由に選べることができます。したがって、複数枚のSIM通信カードを使い分けるということが日常的です。海外旅行で、現地SIMを購入して使う機会がある方なら、ご存知かと思います。
つまり、格安3GスマホのデュアルSIM仕様のものは、もともと海外の途上国向けのスマートフォンなので、デュアルSIM仕様になっているわけです。それを日本向けに振りあてたということです。よって、海外で現地SIMを使うなどの用途であれば、1万円以下のスマホなので盗難にあっても、セキュリティ対策ができていれば、さほど痛くもない程度で事が済むといったケース向きのスマホなわけです。
では、国内で使う場合には、どうだろうかということになりますが、基本的に「安さ」が魅力であって、製品特長がさほどないのが格安3Gスマホです。特長をもたせるとコストがかかってしまい魅力である安い価格で提供できなくなってしまいます。それで、海外仕様であるデュアルSIMだけが格安3Gスマホの特長として残ったということができるのです。ちなみにデュアルSIMタイプで気をつけたいのは、2つあるSIMスロットの片方がGSM固定になるタイプです。国内では、3Gまでしか使われていませんので、GSM固定のSIMスロットは国内では使用できないことになります。ここがもともとは海外向け製品たる所以です。、
covia FLEAZ F4s 9,699円 |
2014年12月に発売された「FLEAZ F4s」(covia)9,699円です。それまでの、格安3Gスマホは2万円台のものが多く、この機種は「安さ」という魅力をさらに追求したものでした。CPUは、クアッドコア 1.2GHzで、RAMは、512MBしかありませんが、Bluetoothテザリングも使用できるということで、ユーザを惹きつけてくれます。ちなみに、カメラは焦点固定式の200万画素で、トイカメラ並です。ないよりあった方がさまになるだろう程度のものです。インカメは30万画素。だからこそ、魅力ある価格になっているといえるので、ここは大目に見て良いところです。4インチ液晶搭載で、バッテリー容量は、1,350mAhです。ちなみに、バッテリー交換ができるタイプです。この機種のデュアルSIMは、2つとも3Gで使えるタイプです。
BLUEDOT BNP-500K 12,900円 |
Android OS については、4.4以降でないと、サポートがすでに打ち切られているらしいという情報がネットに流出(リークだと思います)しているので、それ以前のものは購入を控えた方がいいかと思います。