2015年3月22日日曜日

キャリアから格安SIMに乗り換える docomo端末に使う格安SIM選び

 docomo端末で、LTE対応のCPUがデュアルコア以上の「AQUOS PHONE sv SH-10D」と「ARROWS X LTE F-05D」の中古をみていたときに、たまたま安くでていた本体のみの「ARROWS X LTE F-05D」を購入することができましたのでタイムリーではありませんが、「docomo端末で使う格安SIM選び」というタイトルで、F-05Dに使う格安SIM選びをしてみたいと思います。
音声通話対応SIM
データ通信専用SIM
  OCNモバイルONEをまず取りあげます。Amazonでのパッケージ価格が初期工事費にあたりますので、通常価格3千円よりも安くはじめられます。月額利用料金は、音声通話対応SIMでは、1,600円~。データ専用SIMですと、900円からになります。去年6月からOCNモバイルONEのユーザですが、選んだ決め手は対応が早いことです。3G端末対応からいまの音声通話対応SIMまで、ユーザの要望を実現化するまで、かなりスピード感があったので今後も大丈夫だろうと期待感があります。
 しかし、docomo端末と格安SIMでの組み合わせでは、テザリング機能が使えません。ノートPCで作業をすることが多い筆者にとって、LTE端末といってもテザリングができなければ、宝の持ち腐れです。格安SIMをUSBデータ通信カードかモバイルルーターに入れて使った方がいいということになります。
 となりますと、月額料金が千円以下の低速度通信格安SIMを検討したくなります。実績からみると「DTI SeversMan SIM LTE」があります。月額利用料金は、500円ちょっとからです。通常は、250Kbpsの低速度通信ですが、高速データ通信をチャージ(有料)することでLTE本来の高速データ通信速度が可能になります。
 あとは新規参入したヨドバシカメラのワイヤレスゲートがあります。この480円プランは、低速通信250KbpsにWi-Fiスポットサービスを加えたもので、専用アプリで切り替えをします。このアプリは、現在Android5.0で不具合がでているようです。480円プランは、高速データ通信をチャージで追加することができません。また、ほかのプランへの変更も不可です。となれば、Wi-Fiスポットを利用できる通信環境下で移動するアウトドア派の通信サービスということもできます。
 250Kbpsという低速度通信格安SIMを実際からみてみると、ブラウジングについは限界ではないかと思われます。機種依存のデータ処理能力をあわせると、250Kbpsではブラウジングは、時間がかかりすぎるというのが筆者の見解です。TwitterやFaceBookのSNS系アプリは、かなり重くなってきています。そろそろ、300Kbpsか350Kbpsに速度をあげないことには実際には使えない格安SIMという烙印を押されかねない状況であると思います。つまり、使い方がかなり限定的なものになると思います。
 「ARROWS X LTE F-05D」に話を戻しますと、これを求めたのは音声通話目的です。たぶん、格安スマホでは音声通話は標準レベルでこなせないだろうと踏んでいます。そもそも、格安スマホへのニーズとしては、データ通信端末であろうと筆者は考えています。待ち受け専用に「ARROWS X LTE F-05D」をした場合、音声通話機能がある格安SIMを選ばないといけなくなります。低速度データ通信のみでは、データ通信で音声通話をするIP電話という選択肢もありますが、月額300円で提供されるDTIの「ServersMan 050」を利用した場合、月額利用料金が800円を超えてしまいます。
 このデータ通信を使うIP電話ですが、スマホなどで使った印象では、音声品質については、まだ発展途上のものかなっと思いました。聞き取りやすさからみれば業務用には使えますが、プライベートで使うには、ちょっとといった感じです。