2022年9月29日木曜日

数世代前のローエンド(エントリークラス)SoCのSnapdragon400番台の忌まわしい過去と空虚なiPhone待望論

  ここ最近、ミドルクラスといわれるSnapdragon690(SDM690)を愛用している筆者ですが、数年前までは、製品寿命が約2年のAndroid端末に5万円以上は無理ということで、ローエンドモデルのSnapdragon400番台から使っていました。非力ながらも省電力に優れていると言われたSDM410端末が数台ありましたが、その非力さゆえに遅くてデータ通信端末としては、メールチェックがやっとみたいな感じでした。そもそもローエンドなので通信速度も速くありません。

 筆者の様にエントリークラス以外はほとんど使わないエントリー端末ガチユーザーとしてのSnap dragon480が供給されるまでの見解は、Snap dragon430、450と30分前後の動画再生でも発熱が大きくて普段使いも無理というものでした。となると、3万以上だすなら新しいiPhone SEにして、3年以上使えれば、最新OSのアップデートもAndroidみたいに2年までとかケチ臭いことはないですし、ステータスとしてもそれなりにありますので、こう考えるユーザー層も少なくはないはずです。しかし、筆者には、使っていないままのSDM835端末HTC U11(SB版)がありましたので、造りやボディ仕上げとかは全然馴染まないものでしたが、その場しのぎで使っていたところ、機を逸してiPhoneに乗り換えることができずに、Snapdragon 480とか690、695をそれなりの不満はありますが今は使っているということになりました。

 このことから、クアルコム社製のミドル・エントリーモデルの数年前までのSoCの開発失敗により、Android離れをした層というのは一定数いるはずで、懸命な選択だったと思えます。スマホなどの通信端末は用が足せればいいだけで、その他での付加価値は、ほとんどありません。それは先達のPCが示している通りです。またスマホは、5Gなどの通信規格の変遷もあり、スピーディーな展開を示してます。このことからスマホやiPhoneに付加価値を持たせているのは、AppleやGoogleなどの企業勢であって、それは販売戦略でしかありません。話を元に戻しますと、クアルコム社製のSoCに嫌気がさして、iPhoneに流れたユーザーは、その質感からもAndroidに戻るとなると経済的な理由以外にありませんから、その様な背景からエントリーやミドルのSoC性能からAndroidの劣勢というのは国内では発生していたところかと思います。最近、コスパに優れているといわれるSnapdragon480、690エントリーミドル端末を使ってみて、このような考えになりました。かなりの今さら感がありました。Androidは、海外メーカーのミドル以上にするべきみたいなデマを流している動きもありますが、それはスルーでいいと思います。そんな情報だと、端末の対応バンドに触れてもいませんし、そこまでいうならミドル以上の端末を無償で配れみたいな話になりかねない。しかも、コスパに優れた端末と言っても音声通話品質は期待していないので、試してもいない中での話ですからね。聞き取りやすさなど大事な用件で使うなら音声品質に優れた国産の機種を使うことになるかと思います。

 こうしてみてもAndroidは安いから使ってるというのが世界的にも常識ですし、特に付加価値もあまりありませんから、どこを割り切って使いこなすかということに尽きるかと思われます。国内では、総務省の尽力で対応バンド縛りの携帯キャリア専用端末にスマホは成り果ててますので、ユーザーにとっては暗黒時代は継続といったところでしょうか。