2022年9月9日金曜日

OPPO Reno5 A VS OPPO Reno7 Aについての解説

  価格的には、型落ちのOPPO Reno5 Aを狙いたいところですが、話題としてはOPPO Reno7 Aに乗り換えるだけの製品なのか?というところみたいなので、その視点でみていきます。

 OPPO Reno5 Aの人気は、ミドルクラスのSoCとRAM 6GBというスペックが最も重要かと思います。カメラ性能推しは、検討中の人たちの背中を押す為の情報戦程度に考えて良いかと思います。これは製品のグレード化をしているので、コストカットして、性能と価格のバランスを取っているからで、この発想から抜け出せない限り、そこそこの性能でのオールインワンは実現しにくいのです。この視点からみると、Reno5では、画面がゴリラガラスなどの特殊ガラスではない。ディスプレイがIPS液晶、5G対応バンドが少ないなど、コストカットの跡が見て取れます。しかし、RAM 6GBとROM 128GBに訴求力があっても、ゲーム志向のユーザーですと、このスペックでは不足に感じるところなので、実際には筆者の様な用途をはっきりさせておらずスペックに振り回されやすい層が手を出しやすい機種ともいえます。また、実際に導入して満足感を得たい買い物そのものを楽しみたい層ともかぶるかもしれません。

 新製品であるReno7は、ボディーの表面加工に力を入れたり、SoCは半導体不足も影響してかは知りませんが、Snapdragn695 5Gで普通になっているので、これを含めるとReno5から乗り換えるだけの決め手(情報として)に欠けた印象になりがちですが、これを払拭するには時間がかかると思います。ベンチマークスコアがSDM765Gとほぼほぼ変わらない。GPU性能については、むしろ下がってる?スコアになりますので、ゲーム推しにも勧められずに、Reno7には魅力がなく乗り換える必要がないとか言い出してる人たちが多いので、ちょっと面白い現象かなとみています。

 ということで、メーカーとしてもカメラ性能が良いとして宣伝販促するのには無理があって、メーカーの信頼度からすれば、わざわざそれを下げる展開の広告戦略なので見直しが必要だと考えてる社員がほとんどではないかと思もますが、そこら辺の柔軟性があるかどうかがReno7の販売成績に影響しているところでまたまた面白いところではありますね。こうした考察が成り立つのもReno7がエントリークラスの価格で、スペックはミドルローあたりで、割安なミドル端末を演出したいのか?それともグレード化の中でのエントリークラスの上位機種として売りたいのか?では、結果としてかなり異なる性能の端末になるので、Reno5とReno7では、この点で方向転換があったと思えます。