2022年9月14日水曜日

通信障害に備えてデュアルSIMの端末を検討したところ優先順位が違ってた。

  通信キャリアの通信障害が多いので、機会損失等の実害を被らない為に、複数回線が利用できるデュアルSIM仕様の端末を検討したところ、スマホに求められる優先順位からみると生活防水・防塵やおサイフケータイ®️が上位で、起きるか起きないかもわからない通信障害に備えたデュアルSIM端末は、それほど重要視はされていないのかもしれないと製品構成をみて思いました。筆者でさえ、デュアルSIM端末でも、おサイフケータイ®️がないのであれば不便かなと思ってしまいます。

 さて、国内事情からスマホなどの端末にはSIMロックをするのが通常でした。これは通信キャリア専用端末にすることで、顧客に安く端末を提供できるということで、当然のこととしてシングルSIMという仕様でもありました。これは通信キャリア以外の利用を安易にさせないという戦略で、専用端末にしておけば大した理由がなければ、自社を使い続けるという方程式を構築できるという算段のものでした。

 この戦略が拗れてしまいApple eSIM戦略にも及び腰になってしまうほどに対応が現実のもとは異なる次元のものになってしまったという展開をみせています。

 これは、クアルコムのエントリークラスSoC SDM 480の処理能力の向上もあって、データ通信のニーズが今後あがると思えますので、通信障害の回避をあわせるて考慮すると、SIMフリー化もあって、かなりの商機になっている状況かと思います。これに、eSIM を絡めるのかがポイントにはなりますね。そもそも、指先にのるような極小のnanoSIMカードなど誰も扱いたくないはずですからね。