2022年9月6日火曜日

Libero 5G SDM690とRedmi Note 10 JE SDM480を使ってみての雑感。どっち?

 ZTEというとdocomo販売のMONOシリーズを思い浮かべる筆者ですが、一般的には知名度がない中国のメーカーなので、Liberoといってもピンッとこない人がほとんどかと思います。今回、取り上げたLibero 5Gは、SoCがSDM690でありながら価格性能比が良かったので取り上げました。GPU型番には「L」(Low)がついているので、消費電力や発熱低減を念頭に設計されたものの様です。従って、ゲーム向きではないといっておきます。RAMも4GBなので、現行では最低必要ラインですからね。 

 一方のRedmi Note 10 JEは、SDM480というエントリークラスでは今までなかったほどの性能を持ったSoCの様ですが、以前のものとの比較に於いてなので、ミドルロー辺りの性能です。エントリークラスをここまで引き上げるのには理由があるわけで、Android OSがさらに重くなる可能性も示唆しているのではないかと見ています。

 これらの2機種の重さ200g以上はある所謂デカスマホですが、6.5インチ以上の画面の広さもあって、ネットには向いている様です。使い勝手も工夫しだいで、なんとかなりそうです。重いので指は痛めそうですけど。性能的にも動画再生ぐらいなら問題ないですし、負荷のかかる作業は無理ですが、SDM690にしても速度があるので、基本動作はやや快適になるのかもしれません。しかし、SDM480では、アプリの起動となると速くはないですね。起動してからは、それほど差はないですけど。個体差や環境もありますので、すべてが機種依存ということでもないのですが、どちらにしてもミドルローの性能です。ここは知っておかないとストレスになりますので、ご注意ください。そうは言っても、エントリークラスで、ここまで快適寄りになったことは朗報には違いありませんので、今後どうなるかは別にして喜んでおきたいと思います。

 ちなみに仕様頻度は、SDM480より処理速度があると思われるSDM690が多いですが、ディスプレイ表示の差も関係しているかと思われます。