2016年9月8日木曜日

格安スマホ SIMフリーMADOSMA Q501を手にしてみて

 格安スマホが一般に知られるところとなり、SIMフリー端末もさまざまなものが市場にでてきていますが、個々のユーザーのニーズにあった機種というのは、意外とないものです。ストレスのない動作や液晶表示の良さ、バッテリー持ちなどを考えると帯に短し襷に長しといったところだろうと思います。MADSMA Q501を導入した理由として、まず価格とバッテリーの持ちをあげておきます。2015年6月に発売されたQ501は値下げもありましたが、後継機(?)のQ601の発売もあって大手家電量販店では、特価セールで、1万円ちょっとにまでになっていした。筆者もそのぐらいの価格のものを導入したというわけです。

MADOSMA Q501 背面カバーはプラスチック製で格安スマホといった感じ
Q501は、国内で4年ぶりとなるWindows Phoneの第1弾として注目を集め、筆者はスペックの割には値がはるかなと思えたものの、発売時にはMCJ販売サイトで在庫切れになる盛況ぶりでした。実機を手にすると、素材云々は別にしてもボディーの仕上がりに雑なところはないし、軽量化も図られていて考えられている端末で、液晶保護フィルムは貼ってあり、microSD16GB、場合によってはPQIのモバイルバッテリーも付属するので、結構至れり尽くせり仕様だったりします。


Q501のナビゲーションバーはバックライト付で暗闇でも操作しやすい
このQ501の前に、他社のWindows 10 Mobile端末を9,980円(税込)という価格につられて導入しましたが、バッテリーが1日(24時間)も持たないので、格安SIMを入れて使うのには向かず、バッテリー持ちが良いと言われていたQ501を検討していました。なぜこうなったかというとスペックで、Q501のROMが8GBしかなかったのでスルーしていたのですが、先に導入した9,980円のWindows 10 Mobile端末のバッテリー持ちの悪さが誤算でした。

MADOSMA Q501のバッテリー表示
Q501のバッテリー持ちの良さは、設定のバッテリー推定残り時間をみても明らかで、消費電力のかかるモバイルホットスポットを使わなければ、余裕で1日は持ちます。バッテリー容量は、2,300mAhですが割りと持ってくれるようです。
 バッテリー持ちの以前に、通信機能においてQ501のSoCがQualcomm Snapdragon 410 MSM8916であることが導入理由のひとつになっています。格安スマホによく使われているMediaTek社のSoC MT6735Pは、回線接続までに時間がかかり過ぎました。また、電波状況からか落ちることもあったので、SIMカードを入れての運用には不安があり、これを反省材料としてQualcomm社のSnapdragon 410 MSM8916を搭載したQ501を選んだわけです。ただし、ROM 8GBというスペックでは、アプリを多くインストールすることもができないのでシンプルな使い方が強いられます。

Q501は、旧モデルですとWIndows Phone 8.1搭載で、筆者のものもそうでしたが、「UpgardeAdvisor」アプリで時間はかかりますが簡単にWindows 10 Mobileへのアップデートができます。アップデートは自宅Wi-Fiで行いました。
 さて、Windows 10 Mobileで何ができるかについては、アプリが少ないと言われていますが、基本的にMicrosoftアカウントで運用するものと考えて、Googleの提供するサービスとは一線を引く必要もあるかと思います。ですから、Googleアカウントで運用するAndroid端末とは別物と考えて良いわけなんですが、確かに対応アプリが少ないので、できることは少ないです。SNSのメジャーなものはありますが、それ以外では全然だと言えます。使っているOCNモバイルONEやIIJmioのアプリはありましが、IP電話とかはないので、通話料金をおさえることができません。待ち受け専用にならざるおえないです。Windows 10 Mobileのお試しとしても、Windows PCとOffice系アプリとのデータの共有ができて真価が発揮できるので、単体ではユーザーにメリットはそんなにないと思われます。
 筆者は、スマホでゲームを楽しむこともないですし、GoogleアカウントについてはAndroid端末で対応しているので、それほどWindows 10 Mobileに求めるものはないのですが、今後はWindows PCとの連携を視野にQ501をいろいろと試していきたいと思っています。ちなみにデータ通信専用の格安SIMで運用していますがAPN設定はプリセットされているものもあるのでメジャーなものは、SIM カードを入れるだけで接続してくれます。