2016年9月12日月曜日

LINEモバイルの使いどころは?

 LINEカウントフリーが特長のLINEモバイルですが、MVNEがOCNモバイルONEのNTTコミュニケーションズということで注目してみました。LINEが格安SIMに新規参入したわけですが、SNSをカウントフリーとしたことでの差別化は、それほどインパクトはありません。テキストだけのやりとりですと、低速の200Kbpsでもできると思えるからです。格安SIMの現状からみると、すでに低価格路線は限界に達していますので、より多様なニーズに対応できるかが格安SIM選びのポイントにもなってきています。
 さて、LINEモバイルを既存の通信会社の中で考えると、キャリア、メインで使う格安SIM、その次の3番手になると思います。理由はサービス内容が充実していないので、月額料金が安いプランを利用した通信費をおさえるぐらいしかメリットがないからです。つまり、SNS利用だけに絞って、月額料金500円(SMSなし)で運用していくのが大半かと思います。サブ的な使い方も、LINEをメインにして使っているつわものもいるかと思いますが、一般的にはデータ通信専用を選ぶと思われますので、サブ的だと思われます。すでに、メインで使う格安SIMをキャリアから乗り換えを済ませているユーザーの多くは、LINEモバイルを選ぶとしても、2番手としてだと思います。そこには、LINEを使う端末は、メインのものと分けて電話帳のデータを共有させたくないという事情もありそうですね。